沖縄東村で地元のおじい達30人にヒージャービリヤニを食べさせてきた話【東京マサラ部活動レポート】
観光が苦手だ。名所が安全に整備されたパック旅行に辟易する。剥き出しの生を実感し、踊り狂いたいと常々思っている。そういう意味では、願いが叶った今回の沖縄旅だった。
公民館の講堂に鳴り響く三線と、泡盛ですっかり酔いが回りカチャーシーを舞い続けるおじーたちがおよそ30人。小さな子供ならそのまま煮炊きできそうなサイズのシンメー鍋いっぱいに入っていたはずのマトンビリヤニはもう跡形もなく、ただビリヤニマサラの香りのみが漂っていた。シナモンとカルダモンの有り難みのある香りが、蒸し暑い沖縄