最大手製薬企業の内定もらうまでにしたこと【バイオ博士女子2020年の話】
製薬の研究職として内定もらったときの私なりの対策と、これが良かったのかなと感じているポイントを書きます。製薬メーカーを志望している方に少しでも役に立てれば幸いです。
一応、私の就活はコロナ禍入りたての時でした。後輩の話を聞いている限りで今年とそんなに条件は変わっていないかと思います。会社や研究所も一度も見たことない、行ってない状態で、zoomでオンライン面接で受かりました。
ちなみに…
■私の前提スペック
・国立大
・博士課程(1年短縮修了予定)
・理系、バイオ専攻
■受けた職務内容
・合成系の研究開発職
・修士も博士も同じ採用枠
・最終の採用募集
■選考フロー
①書類選考と適性検査の受検
②一次面接(日本語)
③二次面接(英語)
①書類選考、ES動画と適性検査の受検のポイント
■書類選考(採用ページからES、チャレンジシート、研究概要の提出)
チャレンジシートは、今までの人生で挑戦したことをレポート形式でまとめたものを提出しました。
■ES動画(1分)
採用ページ上で2回まで取り直しできるシステム。自分で事前に撮ったモノをアップするスタイルじゃないので、めちゃくちゃ練習して臨みました。
まずはとにかく1分を守る。(システム上時間が来ると撮影強制終了するので。)そのために…
★噛まない
★「えっと、、」「あの」とかフィラーを使わない(無駄な時間浪費かつ印象悪いので)
★カメラから目線を外さない(カメラ目線といってもたかが1分だし、自信とか意志をアピールできるので。)
そして必ず自分でみる。自分のキモさに最初こそ衝撃を受けますが、あとは改善あるのみ。友達に撮ってもらって一緒に見ていい印象にするための相談をするのも有意義でした。
背筋を伸ばして、自然光のある昼の時間に明るくて爽やかな画面になるように撮りました。とにかく好印象を作りこむ!
最後は人柄だ、そんな演出染みたことYoutuberじゃあるまいし…みたいに思わずに小さな努力だとしても目いっぱい労力をかけても損はないと思います。
人気企業は何百人と1分の動画を見ざるを得ないのでだるいと思います。暗い画面でぼそぼそ言ってる冒頭2秒くらいで「コイツはいっか」みたいに捨てられる可能性は排除しておきたいところ。
パッと何を言ったか伝わるように、画用紙に大きく伝えたいことを文字に書いて見せながら話す動画にしました。
■適性検査の受検
おそらくTALテストという、図形を好きに配置する(もしくはお題があったかもしれない)問題が出題された適性検査がありました。
特に対策はしていなかったのですが、その図形をなぜそう配置したのか説明できるように配置しました。自分なりのテーマを持ってました。私は可愛くなるように、ニコニコマークになるような(人の顔に見えるよう)〇を配置してみたり、〇や□などで気球みたいに配置してみたりしました。「これは何?どういうイメージで配置したの?」と聞かれたら、「これは顔っぽくイメージをつくろうと思って配置してます」みたいに答えられるように考えました。少なくとも「インスピレーションで!」とか「なんとなく…」みたいな天才肌の芸術家みたいなことはしませんでした。
■選考ではない先輩社員社員との座談会
通過後、研究開発職の【先輩社員との座談会】が設けられていました。
“選考ではありません”と記載されてはいましたが…
1対1での座談会かつその先輩社員の方はチームリーダーだそうでした。選考ではないのでしょうが、もし内定をもらったらこの方と一緒に働くことになる、つまり相手からしたら翌年から一緒に働くかもしれない後輩とのコミュニケーションということを念頭に置きました。
人事から印象が良くても実際に現場で一緒になる社員が『この子はあまりうちの部署には馴染めないかも?』みたいな所感を座談会レポート(おそらく会社ならある)に書いたら、即落とされることはないでしょうけど、その所感は選考に加味される可能性は無きにしも非ず。
とにかくあらゆる可能性を考えて、自分がこの会社で働ける可能性を1%でも上げるための行動に徹しました。
②一次面接(日本語)のポイント
■面接官
1.人事部の方
2.先輩社員の方
■基本的な話の組み立て方
苦労したけどこう乗り越えました、そこから学んだことは〇〇です。今もその学びを□□に活かして頑張ってます!
みたいに起承転結。
かつ、ただの自分語りにならないように、話の中の意味の含有率を上げるように心掛けてました。例えば、最近だと□□は△△というデータが出てるんですけど、私の意見は…みたいな、ニュースとかつそれに関する考察と意見を添える。
■相手を持ち上げること
人事の方でも誰でも、まずは相手の話を聞く、それにすごく共感するポイントを自分なりに見つけ出して、そこを起点に話を広げる。
やっぱり人間だれしも自分の話を聞いてもらうことは気持ちいいので!
③二次面接(英語)のポイント
■面接官
1.人事部の方
2.日本部門のトップの方
3.海外部門のトップの方
■事前にSupplemental materialsを人事部宛て(以実際に送った資料↓)に送りました。
※ただし、他の候補者との公正公平を期すために決められたもの以外は受け付けないところもあるので、先に「こういう資料をお送りしたいのですが構いませんか?」というお伺いメールを出してOKの確認をもらってください。
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