格付けチェックを見て思うこと、モノの価値。
高級肉といえば「やわらか〜い」という刷り込みがある。
しかし、一口に柔らかいと言っても、色々な柔らかさがある。
筋がなくて歯が通り易ければ柔らかいと感じるだろう。でも、それは筋組織にしっかり弾力があるというのとは違う次元だから、弾力がありつつ、筋張っていないという意味で柔らかいということはあり得る。
吹奏楽は学校という環境下では揃えてナンボ、と言うより揃えざるを得ない様な雰囲気があることだろう。
粒揃いというのは一見すると揃っていないという印象を与え兼ねない。しかし、調和をギリギリ保ちつつ主張するということ自体が超絶技巧の一部だと解釈すれば、それはただ単に技に秀でる以上の価値がある。
格付けチェックを見て思うのは、皆、観測自体は概ね等しく行えているにも関わらず、解釈の段階で評価に違いが生じてしまっているのではないかと言うことだ。
そう考えると、効用価値を大きくするためには、認識できる空間の次元を高くすることと、解釈の幅を広げることが大切だ。