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みんなで推そう!シンガーソングライター「capo2」
あけましておめでとうございます。随分とご無沙汰してしまいました。
インターネットに触れ始めてしばらく経つので、お気に入りのブロガーやアーティストが活動をやめてしまったり、更新頻度が著しく下がったりするのを見て、幾度となく、なんと悲しいことかと思ってきたんですが……。
この間、PAS TASTAやClairoの新譜、あとはKEY/Visual Artsサブスク解禁等々、色々と記事を書くきっかけはあったものの、めっきり筆が乗らず……。生活スタイルが変わると、どうもうまくルーティンとして記事を書くというのは難しいものですね。
シンガーソングライターcapo2
さて、御託はそんなもんにして本題に。
久々の記事に、何を書こうか迷ったのですが、最近私が地味に気になっているシンガーソングライターのcapo2についてゴタゴタと書き連ねたいと思います。
彼女(だと思います…)、Spotify月間19000リスナー超(2025年1月現在)と、結構再生数が回っているのに、何故か私の観測範囲では、あんまり誰も話題にしてなくて、全然情報が出てこないんですよね……。kawaii系とも言えるし、でも伝統的なバンドサウンドみたいなのも顔を出すこともあり、もしかすると若干ドリームポップ的かもしれません。日本語です。
KOTONOHOUSE「With(feat. capo2)」
私のcapo2との邂逅は、元々追っていたKOTONOHOUSEが、Avex系のFUTUREmodeというレーベルからリリースしたシングル「With(feat. capo2)」。イントロのピアノで、一発で引き込まれました。
引き込まれたときの感覚が、phritzの「change my mind」に近かったので、そんな話でもしようと思いながら筆を取ったんですが、記事を書くためにもう一回聴いてみたら、全然違いますね……。なんだったんだ……困った。
全く別のアーティストの曲を紹介してしまいましたが、閑話休題。
もともとkawaii系というか、もっと端的には「暴力的にカワイイ(※)」をちょくちょく追っていまして、暴カワ→KOTONOHOUSE→capo2というルートで掘り当てた曲です。
わ、というか、今調べてたら、暴カワ2024には、capo2本人も出演してますね。
※暴力的にカワイイ:2017年に始まり、人気が出てからは新木場にあったSTUDIO COAST/ageHaでやっていたイベント(私もこの頃に知りました)。箱としてのageHaがなくなってしまってからも、お台場でやっているageHa THE FESTIVALのラインナップの一つとして毎年開催されています。
個人的大好きポイントは、言語化するとすれば、どの曲を聴いても、柔らかめだけど割と透明感があるところですかね。ぱっと一聴したときの印象に反してアコースティック志向の楽器選びと、リバーブは効いてるけど思ったよりも音の立ったはっきりとしたリズム隊に、だからこそ映える(大量の)シンコペーション。
ギターとピアノの頻度が高いので、ご本人が弾いてらっしゃるのか?と邪推したりしています。
歌声にも注目!透き通った声で惹きつけられるのもそうなんですが、インターネットからやってきた人にありがちな、攻めすぎたというか、馬力で押すような歌い方ではなく、サラッと、でもだらしないわけでもないこの感じが、好みです。
新譜「What is Love」(2025年1月)
そうこうしているうちに、4日前、2025年1月8日にも新譜が出ました。その名も「What is Love」。ちなみに、ご本人もnoteを書いていて、日々の様子や、新譜リリースに関する情報を綴っておられます。
2つ目の記事に書いてありますが、レファレンスは、The 1975の「Settle Down」とENHYPENの「Your Eyes Only」だそう。そう言われて聴いてみると、動く歩道を歩いている時くらいの進行感(!?)とか、バッキングとか(Settle Down)、ベースとかにルーツを感じますね。
よくよく聴いていると、譜割もきれいです。
0:35あたりから、「〽too late 見過ごしたサインはもう ダメ、愛は形を変えて Again やり直せない日々に〜」と、歌詞が続きますが、英語と日本語の切り替わりも、一瞬注意していないとわからないくらい綺麗(時に、英語になるときに、「そーら今から英語のフレーズが来るぞ!」という感じで歌う日本人アーティスト、多すぎますよね。翻って、「late」の発音が、ちゃんと1音節になってるのも良い。)。
※Spotifyに歌詞表示がなかったので、自分で文字起こししました。誤字あればご指摘ください。
これも妄想ですが、capo2は、リズム感の優れた人で、しかも文章からメロディーをつけてるんじゃなくて、逆にメロディーに文章をつけてるんじゃないか??と思ったりしています。
また、聴いていると、まるで洋楽のような、つまり強弱アクセント言語の曲を聴いているかのような心地になります。日本語の高低アクセントのべちょっとした感じではなく、全体として嫌味のないリズミカルな歌いぶり。
とにかく、結果として聴いていて本当に心地が良いです。
あとがき
まぁ、こんな感じで、最近気になっているcapo2について書きました。個人的推しなので、未来永劫、ゆっくりでいいので活動を続けていってくれると嬉しいですね。……私も、ちゃんと定期的に記事を書きます。
ところで、自分でもびっくりしていますが、その日の気分とか体調によって、文体って大きく変わるんですね……。今日はなんとなく、しっとりしているので(?)、しっとりフヨフヨした記事になりました。それでは、また。今年も、「食べるように聴」いていきましょう。
▼私と、音楽仲間3人の記事集積所です。最近、若干サボりぎみですが、みんなそれぞれの視点を持っていて面白いので是非。皆さんが読んでくれると続きます。▼