読書の力:人生を豊かにするメリットとは
私は読書が好きです。ポモドーロテクニックを使って時間管理しながら読書を楽しんでいますが、集中時間が終わると休憩中にも他の本を読みたくなるほどです。仕事や身体など日常の制約がなければ、一日中読書をしているかもしれません。現代では、チャットAIを使って情報を読むことが増えましたが、それでも紙の本や電子書籍の魅力は手放せません。
このように読書が好きな私ですが、今回は「読書ってこんなに面白いよ」ではなく、「読書はこんなメリットがあるよ」をお伝えしようと思います。実用的なメリットがあれば、それなら読んでみようかなと思う方がいらっしゃるかもしれないので。読書自体を好きになるのは、その後でも良いと思うのです。
読書のコストパフォーマンス
まず、読書は経済的な趣味です。図書館で本を借りれば無料で楽しむことができますし、購入した場合でも1冊数百円から千円台で、数時間から数週間も楽しめます。著者が何ヶ月、時には何年もかけて書いたもの(おまけに編集者というプロがチェックしたもの)が、私たちの手元に簡単に届き、その内容を享受できるのは、非常にありがたいことです。
例えば、マッサージなどは高価で短時間しか楽しめませんが、書籍はその倍以上の時間をかけて味わえます。さらに、気に入った本は何度でも読み返すことができ、コストパフォーマンスは他の娯楽に比べて非常に高いのです。
どこでもできる読書
読書は持ち運びが簡単で、場所を選ばず楽しむことができる点も魅力です。紙の本はもちろん、電子書籍端末やスマホのアプリであれば、何千冊もの本をいつでもどこでも持ち歩けます。たとえば、通勤途中やカフェでの休憩時間にも、気軽に本を開くことができます。
読書は、私たちにとって心の安らぎや癒しを提供してくれます。特に静かな環境で本を読むことは、マインドフルネスにも近い体験です。外の世界の雑音から切り離され、自分自身と向き合う時間が持てます。
読書がもたらす社会的な恩恵
不思議なことに、読書をしていると周囲から知的に見られることがあります。単に自分の趣味として楽しんでいるだけなのに、読書という行為が「高尚な趣味」として捉えられ、好意的に見られることが多いです。逆に、長時間ゲームをしていると自堕落だと思われることがありますが、読書はなぜか社会的に評価されがちです。
もちろん、書籍の中身は千差万別で、娯楽的な小説もあれば、学術的な論文もあります。それでも、読書をしているという事実だけで、なぜか他者から褒められることがあるのです。この点で、読書は少し特別な趣味なのかもしれません。
知識と経験の蓄積
読書の最大のメリットは、知識や疑似体験を蓄積できることです。特に、質の高い本に出会うことで、その知識や感情が深く自分の中に残ります。人生の一冊に出会うことができれば、その本が持つ力は一生涯に渡って影響を与えることがあるでしょう。
たとえば、私は一冊の本を読んでいる間、その世界に没頭し、物語の登場人物の感情や思考に触れることで、自分自身の考え方や視点も広がると感じます。そして、その本を読み終えた後も、ふとした瞬間にその内容を思い出したり、その時の感情が再び蘇ったりします。
読書を通じた自己成長
読書は単なる娯楽にとどまらず、自己成長のためのツールでもあります。私たちは、読書を通じて新しい知識を得るだけでなく、他者の視点や異なる文化に触れることで、自己の内面を広げることができます。特に、読書は自己学習の大きな手助けとなり、批判的思考を鍛えたり、創造力を高めたりするための強力な手段となります。
読書はある人間が何度も推敲を重ねた結果を分かりやすく追跡する一つの手段です。他者の考えをここまで丹念に追える経験というのは、読書以外で得ることは難しいです。ほとんどのコンテンツが、多くの人の手によって創られていますが、著作は大抵作者が一人で、かつその作者の思いがダイレクトに詰まっています。
一方で、現代社会ではSNSや短いコンテンツが主流になっており、長時間の読書をする機会が減少しています。情報の消費が加速する中で、ゆっくりと読書を楽しむ時間を取ることは、心の豊かさを保つためにますます重要になっているのかもしれません。また、読書をする人が減っているということはチャンスでもあります。昔は、読書くらいしか娯楽がなかったので多くの人が本を読んでいました。しかし、今は「タイパ」が悪いと敬遠されています。つまり、読書は希少価値が高いのです。
まとめ:読書のススメ
読書はコストパフォーマンスが良く、知識や感情の蓄積が可能で、どこでも楽しめるという点で、非常に優れた趣味です。さらに、読書をすることで自己成長が促進され、内面的な豊かさを手に入れることができます。もし、あなたが読書に興味がないなら、ぜひ一度手に取ってみてください。本の世界には、思いもよらない魅力と発見が待っています。
なお、これから読書を始めるという人は、なるべく初心者向けの軽いものから読むことがおすすめです。いきなり難しい本に手を出しても書いてあることがまったく頭に入ってこず、読書が嫌いになってしまう可能性もあります。自分の興味が湧く分野で、初心者向けのものを選ぶと良いと思います。なお、いくら沢山読んでいても新しい分野のことを学び始める時は、私も初心者向けのものを読みます。「14歳からの◯◯」のようなシリーズを読んだりします。
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