「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」についてのレビュー
本書の感想を一言で表すと、
「日本にいながら英国のリアルな多様性を疑似体験できる」臨場感あふれる作品です。
とはいうものの、
本書のタイトルの「イエロー」という言葉を見た時は、少しネガティブな気持ちに…
「イエロー」とは、主に欧米諸国で東洋人を指す「黄色い肌の人種」という意味の差別用語であり、豪州に留学していた際に経験したマイノリティとしての辛い経験を思い出したからです。
しかし、
著者のコミカルかつ軽快なタッチの書きっぷりと、多様性に真摯に向き合う親子の姿に励まされ