布団の洗い方! 洗濯機洗い偏
ダニアレルギーの一番の対策は布団を洗うこと、でも布団を洗うイメージが中々もてない方が多いようなので布団の洗い方をまとめました。
花粉症シーズンが終わったのにまだ、くしゃみ、鼻水が続いている人、喘息の人、ダニアレルゲン対策に布団を洗ってみてはいかがでしょうか?
布団は家庭内でダニアレルゲンの主な発生源だと考えられています。布団はダニにとって、湿度、温度、エサの全てが好条件な場所。そんなダニアレルゲン発生装置の布団に顔を埋めて寝ていては、アレルギー症状も中々おさまりません。
布団に掃除機をかけることが推奨された時期もありましたが、ダニアレルゲンは水溶性、つまり水に溶けるので洗えるのであれば洗ってしまった方が確実に、効率的にダニアレルゲンをとり除くことができます。
布団洗いのベストシーズン
エビデンスのある話ではないですが、5月は布団洗いのベストシーズンだと思います。布団洗いは外干しが必要なので冬~花粉症シーズンの12-4月は洗うことが難しいですが、5月は花粉も少なく、天気も良い日が多いのでお勧めです。
あとは8~9月です。こちらはベストシーズンというよりも布団洗いマストシーズンです。梅雨~夏の間に大量発生したダニが死んで大量に舞い上がってくるので、洗わないとクシャミ、鼻水、喘息とアレルギー症状が悪化しやすくなります。
洗う準備
布団の洗濯表示を確認します。
この布団の場合は外側の生地は綿、中はダウンとフェザーの混合でした。選択表示は旧デザインで水洗い×ですが、素材としては洗えるので洗ってしまいます。羽毛布団は中性洗剤で洗わないと羽毛の空気を含む力が弱ってしまうと聞いたことがあるので中性洗剤(今回はエマールを使いました)を用意します。
洗濯機を傷めないようにできれば各洗濯機メーカーがオプション販売している布団または毛布洗い用の部品を購入されることをお勧めします。
今回は専用部品は使わずに洗っている画像です。
洗濯機で洗えるサイズ
経験的にシングルであればかなり厚手の布団でも洗えます。とくに羽毛布団は膨らみのほとんどが空気なのでゆっくりつぶして空気を抜くことで洗えます。
こちらは厚手のシングル羽毛布団。
洗濯機に詰め込む~布団洗濯ネットを使わない場合~
ゆっくりつぶすように布団を折りたたむか半分に折った後に海苔巻きのように巻き、洗濯機に入れます。入りきらないのでゆっくり空気を抜きながら洗濯機に押し込んでいきます。
こちらは縦型の洗濯機。ゆっくり空気を抜きながら押し込んでいってほぼ入ったところです。
洗濯機で洗う
洗濯機の毛布コースまたは布団コースで洗濯開始。この時に水に押されて布団の中に残っていた空気が布団を写真のように押し出してきます。
この布団の飛び出しが酷いと洗濯機の壊しかねないので、手でしっかり押し込んで空気をしっかり抜きます。
布団洗濯用ネットがある場合
布団洗濯ネットがあるとだいぶ安心して洗えます。
左が布団、右が洗濯ネットです。洗濯ネットの方がだいぶ小さく見えます。
1/3ぐらい入れたところです。すでにパンパンに見えますが、布団を押しつぶしてゆっくり空気を抜きながらネットに押し込んでいきます。
3/4程入りました。あとすこし。
入りました!あとはそのまま洗濯機に入れてしまいます。
洗った布団を干す
洗濯の終わった布団はぺったんこになっています。
干します。軽いので物干しざおに干せます。これは干した布団を下から撮影したところ。
天気が良いので中の羽毛がどうなっているか透けて見えています。洗うと写真のように中の羽毛がところどころで塊になります。
羽毛に再び空気を入れる
5月の晴れた日であれば4~5時間で乾きます。乾いたら塊になっている羽毛をほぐします。布団の端をもって上下に振ります。4,5回振ったら、下側になっていた逆端を持ちもう一度ふります。布団の中の羽毛を動かすことで塊はだいたいほぐれます。
洗う前より布団が少し薄くなったように見える場合がありますが、使っているうちにまた空気を含んでもとの厚みにもどります。
まとめ
ダニアレルギー対策には布団の水洗いがお勧めです。布団を洗うとアレルギー症状の改善がみられる方も見かけられます。
洗濯機洗いは手軽に布団を洗うことができます。一方で大物なので洗濯機を傷めるリスクはわずかですがありますので、気をつけていただきたいと思います。
夜中に子供が咳込んだはずみで布団に吐いてしまうこともありますが洗濯機洗いができるとだいぶ気が楽です。