迷える衆生(唾玉録 三)
第五回までは、五日分の『川』ノートと雑記帳の二部構成である。もともと自分の迷いの話を書いていたから、「迷える衆生」と名付けたのだが、分量の都合から消してしまった。消したということも含めて、「迷える衆生」としておきたい。
『川』ノートについても、書き終えてみて、不満がある。そもそも読み進めながら取ったノートをそのまま公開するというのは、余り蕪雑に過ぎるのではないか。しかし、始めてしまった以上はけじめをつけたいし、こういう気の抜けた、ダラダラした書き物も、人により場合によっては好