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KURO2
2019年10月17日 22:55
それは、とてつもなく急だった。誰も予想できない事で、勿論、私も想像すらしていなかった。──本来であるならば、ある程度予想ができることや想像できることしか起きやしなかったという過去のせいもあるかもしれない。──本当に急過ぎる来訪と、報せに、誰もが膝をつき、思わず口を手で押さえ、目を見開くばかりだった。 そんな人々の、村人の姿など気にも止めずに、真っ黒な軍服に身を包んだ恰幅の良い中年の男は、右手を
2019年10月2日 01:33
少しずつ芽生えた企て 私は、いつ頃からか忘れてしまったが、夜の仕事やAV、風俗などに興味があった。快楽に弱い私自身の本能かもしれないし、幼き頃に見てしまった父親のエロ本、所謂、一方的なものから、素人投稿まで幅広い時代とジャンルのものを見たときからかもしれない。 どれが要因かは全くわからない。 だが、確かに私の胸の奥に、身体の奥底に、知らぬ異性や同性と身体を重ねたり、想いを馳せると