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そこに大義はあるか?!事業計画書作成時の葛藤

Ginpsyというクラフトジン大好きな6人が集まった謎の集団。

いやいや、決して謎にしたいわけではなく、他人から見ると「なんなんですか?あなたたちは??」という風に見られているんだろうと感じております。

前回まで、そんな悩み(=というか課題)を解決するために、Ginpsyの法人化を考えたという話をしましたが、今回は私たちのビジネスモデルを創り上げていく過程で出てきた(まだまだ出てくる?)数々の葛藤や自問自答を記録したいと思います。

必ず聞かれる創業理由

私たちは創業融資を獲得するため、まずは、東京都中小企業振興公社の「TOKYO創業ステーション」で事業計画書作成のコンサルティングを受けました。

公社で用意している事業計画書の冒頭に「創業動機」という欄があります。

あなた(たち)は、なぜ、この事業をやろうとしているのか?
その事業で何を成し遂げたいのか?
それにより誰の課題が解決されるのか?
その事業をやる意義は何か?

これらの問いを自分(たち)の言葉で説明しなければなりません。

そして、この問いはそれ以降も様々な場面で問われます。私たちの場合は以下のような場面がありました。

  • 役所へ制度融資を申し込むとき

  • 金融機関へ融資を申し込むとき

  • 信用保証協会へ制度融資の保証を申し込むとき

  • 税務署へ酒販免許を申請するとき

  • 融資とは別に助成金・補助金の申請やビジネスコンテストに応募するとき

株式による資金調達を考えられる場合は、もちろん投資家候補となる方たちに説明が必要になるでしょうし、家族や知人・友人から資金を借りる場合もしかりです。

また、事業計画書は提出する相手によっては決まった様式での提出を求められ、狙ったわけではありませんが、最初にTOKYO創業ステーションで事業計画書の作成支援を受けて成果物を残せたお陰で、その後の様々な場面で求められる決まった様式での事業計画提出が、スムーズに行えました。

やりたいことだけでは続かない

クラフトジンは盛り上がっているとはいえどまだまだ市場は小さく、私たちはクラフトジンをOEM、かつ、小ロットでの生産を行っているため、どうしても製品コストがかかってしまい、お手頃価格での提供が難しいこともあり、収支バランスを保つことが非常に難しいです。

また、クラフトジンをより身近に感じてもらうべく、屋外イベントへの出店や飲食店様とのコラボイベントなどを実施しており、まるで文化祭のように楽しいひと時を過ごすことが出来るのですが、原材料費や集客のための費用、準備のための人手や時間を鑑みるとお世辞にも儲けているとは言えません。

ただ、これら活動を通じてジンの普及を果たすことが私たちのやりたいことです。

やりたいことをやりつづけるためには、きちんと収益性ある事業を構築せねばなりません。

決して、やりたくないことをやれということではなく、収益を確保できる事業の延長線上に「やりたいこと」が実現できるような事業計画を練ればよいのです。

戦略に「必ず」はない

私たちはOEMでつくったジンを、ECサイトで販売することを考えてます。実店舗を構えないネットビジネスのため、広告宣伝による集客とお客さまに心地よい購買体験を提供するサイト設計がマストです。

世の中便利なもので、ECサイトは安価ですぐに立ち上げられるようになりました。しかもオシャレに!

自前でECサイトを構築することでコストを抑えることは十分可能ですが、広告宣伝はそうはいきません。

もちろん自分たちでできる活動はあります。Twitter、Facebook(Meta)、Instagramなど、SNSを通じて知り合いやコミュニティに対してお知らせする方法です。面白くとがった投稿をすれば、もしかしたらバズってくれるかもしれませんが、それがいつになるかは分かりません。

(もしかしたら、狙ってバズらせることが出来る人たちが世の中居るのかもしれませんが、そのノウハウは持っておりません…)

従って、EC創業期は一定の予算を広告宣伝のために確保し、まずは、自分たちの存在を多くの人に知っていただくことが重要です。

もちろん、単純にお金をかければいいというわけではなく、どの広告形態で出稿するのか。なぜその形態なのか。何を目標としてそれをどのように計測するか、目標未達、または達成後にどうするか。などなど、きちんと戦略立てなければ、無駄づかいで終わってしまいます。

ECには理論が存在しますが、それを実践するのは至難の業。
効果が出るまでの期間の我慢と覚悟を以って、一歩ずつ進んでいく心構えが必要です。

WHY・WHY・WH~Y?!

さて、“何を(WHAT)どのように(HOW)”については前述のとおりですが、創業に必要なのは何よりも「なぜやるの(WHY)」です。

クラフトジンの魅力を多くの人に届けたい

ジンに馴染みがなかった人に入り口となる体験を提供したい

国産クラフトジン市場の盛り上がりに一役買い日本経済に貢献したい

書き出せばきりがないですが、おおよそ私たちはこれらのことを成し遂げたいと考えています。

そして継続的にその活動を行うために創業します!

これからもよろしくお願いします!

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