「今度やろう」と3回思ったら、その場でタスクとして予定 に入れよう！

風呂掃除をして

我が家では、風呂掃除はわたしの仕事になっています。毎日朝食後に風呂場のそうじをします。浴槽を洗い、洗い場の床をこすっていると、壁との境目にオレンジ色の汚れを見つけました。おそらくカビの一種なのだと思います。きれいいしようと思ってスポンジでこすりました。しかし、こすってもこすっても汚れは落ちません。
塩素系の洗剤を使用しなければだめなのだろうと思いました。ただ、塩素系の洗剤を使うそうじは面倒です。塩素の臭いがきついです。安全のために換気に気をつけなければなりません。下手に服についたら色落ちしてしまいます。目にでも入ろうものなら大惨事になります。掃除したあともきれいに流し、匂いが残らないように換気しなければなりません。
だから、「今度やろう」って思いました。

「今度やろう」が重なる

おそらくわたしだけではないと思うのですが、この「今度やろう」ってのが曲者です。毎日の風呂掃除で気にしているのに手を付けないでいるのです。「今度やればいいや」と自分にいって終わりなのです。故に、なかなか実施されません。
こういったことは、他にもたくさんあるってこと、自分でも気づいています。

「今度やろう」と3回思ったら……

これじゃだめじゃん！　と思いました。そこで、ルールを考えました。次のようなルールです。

「今度やろう」と3回思ったらその場で予定に記入する。

これにより、風呂場のオレンジの汚れの退治ができました。ルールを決めたのち「塩素系洗剤の掃除を今度やろう」と3度めに思った日、iPhoneのスケジューラーの週末予定に「塩素掃除」と記入しました。そして、当日になったらしっかり実施しました。おかげで気になる汚れはだいぶうすくなりました。

3回目ってのがいい

読んでいる方は、何も3回じゃなくて「今度やろう」と思った瞬間にスケジューラーに入れればいいじゃん！　と思うかもしれません。それはそうなんです。それが理想的なのです。でも、わたしには3回目くらいがちょうどいい感じなのです。
「今度やろう」って思ったらすぐにスケジューラーにいれるなんてルールにしたら面倒で仕方ありません。スケジューラーに入れなくても、気分が乗ればやるってことはあるんです。「今度やろう」って思うことは頻繁にあります。それを全部スケジューラーに入れるなんてやりきれません。
だいたい毎度毎度スケジューラーにいれるだけの意思の強さがあるのならば「今度やろう」などとせず、その場ですぐにやってしまえばいいのです。残念ながらわたしにはそんな強い意志はありません。

ちょっとだけ下がるハードル

こういったルールを作っておかないと、サスペンドは何度も繰り返され、そして「また後回しにしちゃった。自分ってダメじゃん。」って思ってしまいます。それは、次のやる気さえ失わせてしまいます。
でも、「今度やろう」が３回目になったらタスクとして予定に書き込むくらいはできます。なぜなら、その場でやる必要はないのです。労力としては、予定に入れるくらいのものなのです。楽です。
で、実際に週末になります。
予定を見ると、タスクとしてやるべきことが入れられている。これは「今度やろう」を３回サスペンドした証拠！　面倒ではあるが、これまでも伸ばし続けてきたのだからやらねば！　っていう気分になります。
で、実際やることになるのです。
やればすっきり！　「自分ってなんと立派な人間だろう」って気分になります。
面倒なことのハードルがちょっとだけさがったことになります。