セノーテダイビング!圧倒的な異世界!【元セノーテガイドがオススメするセノーテ紹介!】 その11 アンへリータ
今回は、実は一番セノーテダイビング の中でも評価が最も高い、アンへリータセノーテについてご紹介させて頂きます。
アンへリータ地形
アンへリータはスペイン語でリトルエンジェルという意味で可愛い名前をしていますが、実際の中の様子はそんなに可愛くなく、少し怖さを感じるとても不思議なセノーテです。
トゥルムの街よりさらに南に17km行った所にある、一番カンクンから遠いセノーテです。
水深は、一番下まで行くと実際どこまでの深度があるのかまだわからないそうですが、ダイビングで行ける深さは40mまであります。
アンへリータセノーテは通常のセノーテと違った形で形成されており、今だになぜここに、このような深いシンクホール型のセノーテが出来たのか謎だらけなのです。
通常のセノーテな浅い地下空洞とそのしたの地下空洞の層の天井が崩落し、それが縦に繋がり、縦長のセノーテ が誕生しますが、ここアンへリータにはその形跡が全く無いので、今だにどのようにして造られたのか謎なんです。
一説にはここに隕石が落下して出来たのか、それとも人工的に誰かが作ったのか!?
アンへリータがどのようにして造られたのが分からないのがまた、ミステリー感があり、ロマンを感じさせます。
さらに、アンへリータは太陽の光は差し込んで、光のカーテンを作りません。
ただただ、深くまでダイビングで潜っていきます。
ジブリ感満載の水中雲の上で浮遊
深度25m付近に達する所で急に現れるこの雲のような物は。木か枯葉が陸から落ちてきて、それが水底に溜まり、ちょうど海水と淡水が交わる境目のハロックラインの所で、枯葉が粉々に沈殿してハロックライン の境目の所でフアフア浮いている状態です。
長い歳月がこのような幻想的な光景を作り出し、不気味ながら幻想的な異世界を感じさせます。
そして何より、この白の層が厚く、1m〜2m程白く濁っているので、その白い層の中に入ると何も見えなくなり、近くにいるダイバーも見えなくなり、少し恐怖を感じます。
この写真は実際に私がこの白雲に入っていく様子です。
少し分かりづらいですが、犬神家の一族のワンシーンの様になっていますね!笑
異世界に入って行くような気分になれます。
この雲の下は、この白い層がある事により、光が全く入らないので真っ暗です。
下には、酸化せずにそのままの状態の木や枯葉などがあり、これもまた凄く幻想的です。
しかし、この近辺は35m〜40m程ありますので、5分程度しかいることができません。
しかし、十分に楽しめます。
資格
アンへリータでダイビングする為には必ずアドバンスオープンウォーター以上の資格が必要になってきます。
さらに、深度も深く、目の前が見えなくなったりして、パニックになると危険なので、経験本数が50本以上あって、自信がある方にこのセノーテをお勧めします。
いかがでしたか?
アンへリータセノーテは世界でここでしか見れない変わった形状に白い雲があるので、人生に一度は行ってみたいセノーテですね。
有名な水中写真家達もここのセノーテの虜になるくらい素晴らしいセノーテなので是非、チャレンジしてみて下さい。