
コスタリカ発祥!?素晴らし未来システムEコインに感動!
1.Eコインとは?
Eコインとは簡単に言いますと仮想通貨の様な物だと同僚に説明をされました。
実際のシステムは行政と企業が連携して、リサイクルゴミを減らす為にできた環境問題への取り組みです。
リサイクルできるゴミを各行政施設のリサイクル場に持っていくと、リサイクルゴミがEコインに代わります。
Eコインはコスタリカ国内で使用することが出来ます。
2.インセンティブで人は動く
環境教育の現場ではいくら環境の事について講義や啓発活動をしても中々、結果に結びつかない事の方が多いです。
特にお金を稼ぐ事でいっぱいいっぱいの方が、何の報酬も無しにわざわざゴミを分別しようなど到底思わないと思います。
意識高い方だけでは意味がないのです。
そこで、考えられたシステムがEコイン。
リサイクルゴミをEコインというインセンティブを受ける為に自然とリサイクルゴミへの理解と意識が高まります。
3.報酬の受け方
うちの市役所ではリサイクル場に毎週火曜、木曜にリサイクルゴミを持って行くとEコインと交換できます。
まず持って来ていただいたら、リサイクルゴミの量と数量を計ります。その合計をEコインに換算し領収書を渡します。
その後スタッフがパソコンからインターネットを経由し、各訪問者の方々へ領収書情報を入力すると、各訪問者の方々のアカウントにEコインが追加されます。
4.Eコイン利用方法
貯まったEコインでEコインの専用サイトから気に入った企業の商品やサービスをお得に受ける、買うことが出来ます。
例えばこのピザ屋さんですが、通常5000コロン(約1000円)するピザを100Eコイン使えば半額の2500コロン(約500円)で買えます。
因みに100Eコインはペットボトル10本(10Eコイン/ペットボトル1本)で手に入ります。
その辺に落ちているペットボトルを拾えばこんなにお得なサービスが誰でも受けられるのです
5.最後に
いかがでしたでしょうか?
今回、コスタリカのEコインについて書かさせて頂きましたが、改めてこの国の政府や企業の環境への意識の高さに驚きました。
昨今、日本ではペットボトルやプラスチックゴミの輸出先であった国から拒否され、プラスチックゴミの処理にとても困っています。
元を辿れば、企業が作った製品から出たプラスチックゴミです。
日本の企業も少しはこの様な取り組みをして頂けると、日本のプラスチックゴミは減り、国民のリサイクルへの意識の変化をもたらすと思います。