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言葉と分節と人間と

言葉は世界を分節して認識する道具です。言葉の数だけ名辞以前の何かは分節されていきます。言葉は互いに比較対照し、差異を持ちます。私とあなた。彼と彼女。私と彼と彼女とあなた。それぞれ異なります。そして、時に其の優劣も比較対照されたりもします。争いが起きることもあります。この争いが激しく、異常な競争心や嫉妬心に満ちた 境界を修羅界と言い表します。
しかし、我々は総じて人間です。
あなたも彼女も彼も私も、彼らも、皆人間です。だから、修羅界の傾向が強くても、私たちは人間であると言い表します。


言葉は分節させるだけでなく、統合もします。

十界互具といいます。
全て揃っていてはじめて生命なのです。


私自身認められ無い事は有るのですが、認めていかなければーー私達には成れないのでしょう。





西山貴文

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