古典ブルーブラックと万年筆と私 7 怒濤篇
プラチナ万年筆との話し合い
急いで日程を調整して、自作インクの試作品と資料を持って東京に飛びました。森さんと合流して、プラチナ本社を訪問し、中田社長をはじめとするプラチナ万年筆の方々と3~4時間くらい話をしたでしょうか。
終始和やかな雰囲気ですが、万年筆に一家言ある人ばかりの会議でしたので、大変盛り上がりました。最終的に、プラチナ万年筆の技術と処方に、私が提供した情報を加え、ハイブリッド的に開発するという結論に落ち着きました。
プラチナ クラシックインクの発売
プラチナ クラシックインク発売の情報は、2017年の1月下旬頃からオープンになり、2月10日に正式発売されました。
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好評をもって迎えられ一先ずホッとしました。
やはり、インクだけでなく万年筆本体を作っているメーカーから、正式に古典インクが販売されるのは意義あることで、古典インクという文化が続いていく安心感があります。
趣味の文具箱には、KWZインクと同じvol.41に掲載されました。
WAGNERインクのその後
プラチナ クラシックインクに技術協力し正式に発売された以上、道義的にWAGNERインクの調製は止めようと思っていたのですが、中田社長に相談したところ「プラチナより先に活動されていたことですから続けられたら」と快諾いただいたので、そちらの活動も少しだけ続けることにしました。
海老沢さんの手で、日本国内だけでなく、 Seoul Pen Show等海外でも何度か販売されています。
久し振りのWAGNERインク青黒、赤黒がSeoul Pen Showで配布 - 趣味と物欲
青色1号古典インクのその後
一番最初に調製した青色1号古典ブルーブラックについて記事にしたら、しゅんさんから試してみたいとお申し出いただき、更にしゅんさんのお友達の聿竹さんにそのインクが小分けされました。
自作古典インク Light Blue Blackのご感想をTwitterでいただいたので紹介します。 - 趣味と物欲
2018年10月頃のことです。
あとちょっとだけ続きます。
pgary.hatenablog.com
発売日: 2017/03/01
メディア: ムック