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初めて袋にときめいた。

それがこのサムネの袋な訳だが。

そもそも「袋」なんて、味気のない無遠慮な呼び方でいいものなのか。
「ショッピングバッグ」とか呼んだ方がいいのだろうか。

と思ったが、そもそも私が想像した「ショッピングバッグ」は「ショッパー(ショッパーバッグ)」だった。日本語とは難しい。



それはさておき、ショッパーもなかなか隅に置けないものである、とは常々思っていた。

特にケーキ屋さんとアパレルの袋。
だいたい紙袋だが、PP加工がしてあったり、底板まで入ったしっかりした紙だったり、持ち手が紐だったり、箔押しまでされていたり、なんて、意外と凝っていたりするものだ。

あんまりうっとりしたときは、大切に再利用コレクションにしまわれる。


さて、では冒頭の言葉は嘘なのか。
今までだってショッパーにはときめいてきたが、「ビニールの」ショッパーにときめいたのは初めてなのだ。おそらく。

というか、初めてではないにしろ、ずば抜けてときめいたのだ。


私がときめいたのはANGERS bureauというお店のもので、全国に何店舗かあるらしい。

探してみたら、オンラインショップもあった。https://onlineshop.angers.jp/

万年筆などの文房具から、雑貨、本まで置かれている小洒落たお店だった。


とにかくこのショッパーは色が素晴らしい


くすんだ浅葱のような、絶妙な色だ。

写真では近い色になるようにがんばったが、できるならば実物をぜひ見てほしい。

 ロゴもシンプルでおしゃれだが、何よりも色だ。

この袋の色を決めてくれた方に賞賛と握手をせがみたい気持ちになった。

おしゃれなお店は袋までおしゃれなんだなあと思った次第である。


ちなみに買ったのは本。

「いとしの印刷ボーイズ」と「文字のきほん」。
どちらもざっくり読めて奥深い、良い本だった。

また近くに行ったら立ち寄りたい。

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