かもめブックスさんに行ってきた
飯田橋に用事があったので、そのまま神楽坂まで足を伸ばした。
帰りの電車に揺られながら、大豆田とわ子のサントラを聞きながら、思い出しながら書いている。
到着とラインナップ
雨が降る週末の午後だったけれど、お店に着いたときには外まで行列ができていた。
おしゃれなカフェが併設されているので、その繁盛なのだ。
傘をとじて、本屋さんの方に入ってみた。
入口は同じ。手前左手がカフェで、右手側から本屋さんになっている。
ひととおり見てみて思ったことは、ラインナップがとても素敵だということ!
なんといっても、装丁が珍しい本がたくさんあった。
見ているだけで十分楽しい。
名前のわかる有名な本もあり、その上で、思わず手を伸ばしてしまいたくなるようなタイトルや、不思議な紙の本が、いい具合にきれいに、そしてランダムに並べられていた。
戦利品3冊
魅力的な本をあっという間に5冊くらい見つけたが、予算もあるので頑張って絞り、購入したのは3冊。
ブックカバーがとてもかわいい。
もこもこの手描きっぽいゆるさの文字と落ち着いた色合い。
やや厚めの、しっかりした紙でできている。
まずこちら。
実物を見つけて嬉しかったので記念購入。
フロンティタフ Wという紙らしく、ちょっと上質な新聞紙みたいな感じで、ざらざら感が気持ちいい。
くまのあっくんがかわいくて、かもめくんは良い歯を持っていて、さらっと読めるのに本作りに詳しくなれる、よく考えられた1冊でした。
ブックカバーの方の中身はこちら。
このホロはあかん。
中身もやわらかく優しい詩が連なっていて、ひとつひとつが星のようで、表紙のイメージがぴったりでした。
まだ全部読んでいないので、残りもゆっくりじっくり味わいながら読みたいです。
スコーンとコーヒー
本を買ってお店を出る頃には、カフェの席が空いていた。
せっかくなので、立ち寄ってみる。
頼んだのは深煎りのオペラブレンドとイングリッシュスコーン。
スコーンはプリントーストと悩んだけど、プリントーストはまた今度にする。
なんたってただのスコーンではない。「イングリッシュスコーン」なのだ!
名前がまずかっこいい。
全く詳しくないが、イングリッシュスコーンだとクロテッドクリームが付いてくると勝手に思っている。
(調べたら、スコーンはアメリカ風かイギリス風らしい)
さてまずはコーヒー。
ハンドドリップらしく、程よい濃さで酸味はあんまり感じない。苦い!ということもなく、ブラックでもするする飲める飲みやすさだった。
そしてスコーン!
今まで食べたスコーンの中で、1番なんじゃないかってくらいのほろっほろだった。
いちごのジャムとクリームが付いてきた。
が、これはクロテッドなのかな…?マーガリンくらいやわらかくて、でも風味はほぼ無い。脂質は低そうな、ものすごく滑らかにした酸味のないヨーグルトみたいな…?
本物のクロテッドを食べたことがないのでわからないという致命的な間抜けさがすごい。
でもおいしい。わからないけどおいしい!
愛でたい夢
もし私が大富豪だったら、眺める用のたまらない肌触りの本を買い漁ってみたい。
買い物かごを持って、躊躇いなく、気の済むまでかごに本を積んでいきたい。
そして本を眺めるための部屋を作って、布や紙の質感、見返しの色や色んなパーツの配色を飽きるまで眺めて、たくさん撫でて、全部並べて満足したい。
かもめブックスさんは、私にそんな夢を抱かせてしまうほど魅力的な本屋さんでした。
ぜひまた行きたい!