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自動運転時代に欠かせない存在になる。ニコニコレンタカー創業者が、新たな挑戦の場としてPathfinderを選んだ理由
はじめまして。Pathfinderで取締役をしている、坂見鹿郎です。
Pathfinderにジョインするまで、10社以上の企業で新規事業の開発や立ち上げに関わってきました。中でも、2009年に日本初の格安レンタカー「ニコニコレンタカー」を立ち上げ初代社長を務めたのは、私にとっても大きな転機となりましたね。
2014年に社長を退任したあとは、これまでの経験を活かして新規事業立ち上げのアドバイザリー業務を行っていました。Pathfinderも、もともとはその中のひとつでした。しかし現在は取締役として、私自身が新規事業開発に取り組んだり、経営・マネジメントのアドバイスを行ったりしています。
なぜ、Pathfinderにジョインしたのか。業界経験のある私から見た、Pathfinderが取り組む事業の社会的価値の大きさや、働く魅力をお伝えしていきます。
革新的ビジネスモデルは、多様な経験から生まれた
まずは、これまでの経歴を簡単にお話します。武蔵野美術大学を卒業後、商業施設や美術館といった空間づくりを手がける株式会社丹青社に入社。当時注目され始めてきた「マーケティング」の考えを用いて、ショッピングセンターの企画・提案、開発を行いました。丹青社を退社後は外資系広告代理店、外資系不動産ファンド、倉庫会社などで、マーケティングや新規事業の開発・立ち上げをメインに行ってきました。
キャリアの転機となったのは、2009年に格安レンタカー「ニコニコレンタカー」の立ち上げです。以前お仕事で関わりのあった、ガソリンスタンドのコンサルティングを行う会社の社長からこんな相談をいただきました。
「北京オリンピック景気の影響で、鉄材価格が高騰していた。そこで、鉄材販売の新規事業を立ち上げようと思い、材料となる中古車を大量に買い取ったものの、北京オリンピック景気の終了と同時に、鉄材の価格が暴落してしまった。手元には大量の中古車があるが、これを活用する何か良いアイデアはないか」、と。
当時の私は、レンタカー事業の経験はありませんでした。しかし、様々な企業での経験を活かして思いついたのが、中古車を利用したレンタカー事業「ニコニコレンタカー」です。ガソリンスタンドや自動車修理業を巻き込んだこれまでにないビジネスモデルにより、利用しやすい価格を実現し、創業から5年で店舗は1,350店まで拡大。今でこそ格安レンタカーを謳うサービスはたくさんありますが、そのさきがけとなったのがニコニコレンタカーでした。
代表・小野﨑が描く「自動運転時代の構想」に共感
2014年にニコニコレンタカーから退いたあとは、ビジネスの専門知識を持った個人と企業をマッチングするプラットフォームを活用して、新規事業や経営のアドバイスを行っていました。Pathfinderの創業者、小野﨑との出会いもここです。
当時のPathfinderはレンタカー事業免許を取得したものの、レンタカー事業の企画・運営のノウハウを持つメンバーがいないため、経験者の私に連絡をしてくれました。最初はレンタカー事業のアドバイスをするのみでしたが、小野﨑の話を聞いているうちに「これからの社会にとって大事な事業に成長していくぞ」と感じたのを覚えています。
Pathfinderは現在、片道レンタカー「カタレン」をメインに事業展開しています。しかし、小野﨑が目指したいものは、そのもっと先。人・物・車のマッチングを通じて、自動運転時代のMaaSプラットフォームとなることを目指しています。
例えば、レンタカーでA地点からB地点に片道移動すると、次の予約が入るまで車はB地点に止まったままになりますよね。まずは、片道レンタカー事業「カタレン」を通じて、最適配置・最適配車のデータを蓄積する。そのデータを活用すると、需要予測と効率的な車両運用の仕組みを構築できます。
さて、「近い将来、自動運転の実証実験がスタートする」というニュースを耳にしたことがある人は多いと思います。あくまで現時点での計画ですが、政府は2024年に完全自動運転の実証実験のスタートを、2027年には一部地域で完全自動運転の実現を目指しています。いずれは、レンタカーやカーシェアでも「自動運転車」が導入されるはずです。Pathfinderが目指しているのは、そのとき必要になる仕組みづくりです。先程の例で言うと、車がB地点に到着した瞬間、次の需要が見込まれる場所へ自動で移動する仕組みですね。これにより、少ない車と駐車場で、高い稼働率が実現できるようになります。
小野﨑から構想を聞いたのは、まだ「カタレン」も動き出していないような頃でした。壁はたくさんありました。しかし、近い将来確実になくてはならないものになっていくと確信しました。そこに、私の知識や経験を必要としてくれているという使命感が働き、Pathfinderへのジョインを決めたのです。
個々の持つ価値観やミッションを、事業に活かしてほしい
MaaSプラットフォームを構築するためには、様々な状況下で得た知見やデータが必要です。そのため、現在Pathfinderでは片道レンタカー事業を起点として、鉄道会社や旅行会社、ホテル運営会社などさまざまなパートナーと協力しながら多種多様なプロジェクトを企画・運営しています。しかし、必要なデータも、プロジェクトを企画・運用するメンバーもまだまだ不足しているのが現状です。
片道レンタカーを切り口に、企業とタイアップしたプロジェクトの企画・運用ができる人。プロジェクトを世間に広めるためのマーケティング力がある人。そして、プロジェクトで得たデータを分析し、MaaSプラットフォームに活かせる人。現在のPathfinderでは、そんな方々を求めています。
こう見ると、「とんでもなく高いスキルが必要なのでは」と思われるかもしれません。事実、現在のPathfinderにはこれまで各分野の第一線で活躍してきた、知識も経験も豊富なプロフェッショナルたちが集まっています。ただそんな環境だからこそ、これからは未経験の分野にも果敢に挑戦できる、「開拓者マインド」を持つ方にもお越しいただきたいですね。
私たちの社名であるPathfinderは、「開拓者」を意味する言葉です。新しいことに挑戦するのは、勇気がいりますよね。そんな場面でも、失敗と成功を繰り返しながら、一歩一歩着実に前に進めようとする「開拓者」のような精神を持つ人。そんな方なら、高い壁を乗り越えながらプロジェクトを進められるのではないかと思います。もちろん私を含め、業界の知識や経験があるメンバーもサポートしていきます。
PathfinderがMaaSプラットフォームとなるためには、業界の知識や経験を持つメンバーに集まっていただくことももちろん大事です。でも社会的インフラとなるためには、様々な経験や視点が必要不可欠です。そのためには会社を、メンバー一人ひとりの価値観や人生のミッションを尊重しながら、最大限に能力を発揮できる場にしていかなければなりません。Pathfinder取締役として、そして業界経験者として私はその役目を担っています。
あなたの挑戦する意欲を、Pathfinderで存分に発揮してみませんか?少しでもご興味持っていただいた方、代表の小野﨑とカジュアルに話しませんか?こちらからぜひお申し込みください。一緒に、未来の社会インフラを作っていきましょう!