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あこ奥様ストーリー②
あこさんはおっとり系で、優しい顔立ちをしている。
「今日もご指名ありがとうございますっ」
上品な物腰で、優しい穏やかな雰囲気を滲ませる彼女は、まさに理想の美人奥様という感じだ。
挨拶もそこそこに二人並んで歩き出すのだが、変にべたべたくっついては来ない。
しかしその距離は近く、リアルな恋人の距離感を取ってくれている。
「ずいぶん暖かく、過ごしやすくなりましたね」
「本当に。この前はまだ寒かったですよね」
当たり障りのない雑談を交わしているだけなのだが、彼女の柔らかい雰囲気がとても居心地のいい空間を作ってくれていた。
「寒いのは苦手だから、ありがたいです」
「ですねぇ……あ、でも私は寒いのも結構好きで……暖かい部屋でのんびりしてると、ポカポカ幸せな気分になれます」
「あー……それは、わかりますね……」
はにかむように笑うあこさんの笑顔はとても可憐で、思わず見惚れてしまった。
こんな彼女とこれから存分にイチャイチャできるというのだから堪らない。