ひめか奥様ストーリー⑤
とびっこを動かしているだけで、ひめかちゃんは顕著な反応を見せてくれた。
「あっ、あっ……っ!」
顔を真っ赤にして、体を小さく震わせている。
ローターをどんな風に仕込んだのかは私は知らないが、彼女の反応からして表面に当てているだけとは思えない。
(奥まで押し込んでるとか……? いや、クリトリスに当ててる、ってこともありえるか)
想像するのは自由だ。
彼女の反応を見ながら、そこにあるローターがどんな風に震えているのか想像するだけでも楽しい。
そんな風にして歩いていると、道の先からすれ違う方向に歩いて来る通行人がいた。
邪魔にならないように端に寄りつつ、私はひめかちゃんに囁く。
「ほら、人が来ましたよ。あんまり不自然に動いてると、とびっこを体に仕込んで街を歩く変態だって悟られちゃうかもですよ?」
煽るようにそう囁く。
その言葉を聞いた彼女は、ひと際大きく体を震わせた。