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うどんこ病って何?
野菜などを栽培しています まるはな です🍅
今回は、キュウリ栽培で必ず出してしまう『 うどんこ病 』のあれこれです。
家庭菜園でも困っていませんか
家庭菜園でも、プランター、庭でも手軽に栽培できる時期である、5月6月7月
によく作られるキュウリ、うどんこ病は出ていませんか。
私のところでも、今年は営利目的にキュウリを約200坪(約600㎡)ぐらい栽培しているのですが、
今回の題材のうどんこ病が早々発生してしまいました。
うどんこ病とは
葉の表面などに粉をまぶしているように白くなるのがうどんこ病です。
はじめは、写真のように点々と白く粉を吹いたように発生してきますが、症状が進むと葉全体が真っ白になってしまい、やがては茎や果実にまで広がってきます
うどんこ病になる原因はカビ。
土などに隠れている目に見えないサイズの『カビ・糸状菌』が風などに飛ばされて植物につき広がっていきます。
発症条件としては
カビの生育適温は20℃〜25℃くらいといわれており、湿度は比較的乾燥した条件で発生します。
また、空梅雨で昼夜の温度差が大きくてもうどんこ病の発生が多くなるようです。
植物への影響
うどんこ病になると何が影響するかですが、ひどくなると、葉だけではなく
蕾、花、新芽、茎、果実へも発生してしまう。
葉の表面をうどんこ病で覆われてしまうと、植物の1番大切な光合成を妨げ、光合成ができなくなってしまいます。
この原因で、植物の生育不良をおこしてしまい、花が咲かない、野菜の味が落ちる、果実が大きくならない、最悪枯れてしまいます。
対策したい
我が家では良いものを栽培したい、消費者の人へ買っていただきたい思いで、最小限の農薬で対処しています。
それでも農薬は少しでも少なくしたいので、光触媒でも話題になりました、
銀イオン効果の殺菌剤も使用しています。
商品名・プレスト(タキイ種苗様の商品紹介記事を参照に載せさせていただきました)
家庭でも手軽にできる知恵袋
原因の元はカビなので、殺菌効果があり、身近なもので対応できるものがあります。
予防、症状が軽い状態であれば対応できます。
・重曹スプレー
重曹 1 :水 1000の割合で溶かしてスプレー容器などで発病葉へ吹きかけます。(重曹はキッチンの清掃や料理などにも使えるほど無害なものなので、食べる果実にかかったとしても安全です。)
注意点
この重曹、水に溶かす濃度が濃すぎると植物に負担になり、植物が硬くなったり、奇形になったり、枯れてしまう事もあります。
大量に散布すると葉焼けをおこすこともあります。
・酢スプレー
酢 1 :水 20の割合で溶かしてスプレー容器などで同じく吹きかけます。
(食酢は殺菌力が‘あることは知られています、食酢を噴霧することでPH(酸性度)が急激に下がることにより、カビを死滅させる効果がある。)
注意点
安全な酢ではありますが、臭いも強いので風向きによってはかかってほしくないものが酢くさくなってしまう事も。
最後に
対処法について書きましたが、
日頃の管理で予防できることを最後に書きます。
・水はけをよくして根を元気に育てる。
・感染すると広まるため狭い場所に同種の植物をたくさん置いたり植えない。
・風通しをよくするために、株や葉の間を開ける。
・水は適量を与え、乾燥しないようにする。
・植物特性が特別なければ、日当たりの良いところで育てる。
・株元をポリ、ビニールなどでマルチング(土の上を覆う事)
水やりの時や雨の跳ね返りを防ぐ。
・病気になった葉はできるだけ早く取り除く。
梅雨の真っ只中、日照不足で、思うように育てることができませんが、
90%が水分のキュウリ、とれたてはみずみずしくて美味しいてすよね!
収穫する楽しみ、味わえると嬉しいですよね。
キュウリ、まだまだいろんな問題がありますが、今回はうどんこ病でした。
ありがとうございました。