獣医師さん、動物病院への尊敬と敬意
日本にペット整体という新しい仕事を作る!
どうも、日本ペット整体協会の東郷です。
先日、ペット整体を受けに来院頂いた獣医さんから口コミでご指摘頂いた内容についてお話していきます。
文章ばかりで退屈かもしれませんが、ペット整体の考え方や獣医さんへのリスペクトが書かれています。
是非お読みください m(_ _"m)
獣医さんからのクチコミ内容を簡単に…
①ペット整体術者に対する知識不足
②整体では治らない
③命を預かって仕事をしている獣医に対してペット整体は責任がない。
というような内容でした。
・・・すべてごもっともな意見です。
それを理解しながらペット整体を提供していますので、ここで私の想いと、どういった気持ちで日々施術をしているかを回答させて頂きます。
まず、
①施術者の知識不足に関して
獣医師になるには6年間の修学をしないと獣医師国家試験の受験資格が得られません。
獣医学部では6年間、犬、猫だけでなく家畜や小動物などすべての動物に対して学び、レントゲンなども含み、臨床実技など膨大の勉強量です。
勉強が苦手で、受験勉強以外は一生懸命勉強をしてきていない私にとって、この時点で尊敬します。本当に。
私はペット整体よりもヒトをメインで施術していますが、
もし、ヒトの身体を医師と同じ修学してからでないと、ヒトに整体をやる資格がない!
と言われてしまったら99.999%の整体、カイロプラクティックの先生はこの仕事ができなくなってしまいます。
(医師免許を持ちながらカイロプラクティック、整体をしている先生もいます)
ヒトの身体はまだ30%未満しか解明されていないと言われており、70%のことは分かっていないまま治療をしていることになります。
言い方を変えれば演繹法と帰納法で表せられるように、医療も整体も不完全なまま手探りで治療、施術しているわけで、西洋医学にも東洋医学にも言えることですが、どちらも不完全なものです。
ここを語ると超長くなるので割愛しますが、私はカイロプラクター(カイロプラクティックを行う人)です。
様々な名医と言われる整形外科や整骨院などに何年も通ったけど治らなかった、という人を数えきれないほど救ってきました。
それは別にカイロプラクティックが良い、整体が良いって言っているわけではなくて、そういう事実があるということ。
僕の想いはカイロプラクティックを始めた当初とずっと同じで
=役に立てば(治れば)方法はなんでも良い。
と考えています。
知識があればあるほど、ヒトの身体が良くなるのであれば、医師だけで治療は完結しているでしょう。
それだけでは足りていないのは事実で、中国の歴史でも2000年前から推拿(すいな。日本でいう整体術)があったように、ほとんどの病気や怪我は自分の治癒力で治すという東洋医学の考えがあったわけです。
現代に整体やカイロプラクティックに需要があるのは、そうして医学では治せなかった人に役立っている(治せている)事実があるからだと思っています。
これまた長くなるので割愛しますが、内臓の名前、筋肉や骨の名前、機能を知らなくても、病気などの知識が医師よりも少なかったとしても、医学では治らなかったものが治ってしまっている事実があります。
こういう事実が証明するように、知識は治ることに絶対的なものではないと思っています。
もちろん知識は大切ですし、知識を持っていないと治せないものもあります。
治る確率も下がるかもしれません。
(知識があると逆に治せなくなることもあるのですが・・・それはまた別記事で。)
だから私たちは飼い主さんが持っている知識も積極的に聞きますし、取り入れることもあります。
トレーニング法、食事、様々なグッズ、生活環境改善、獣医さんからのアドバイスなど。
動物に関係する学問に関しては獣医さんには私は到底及びません。
獣医さんに比べてしまうと知識量も雲泥の差でしょう。
ペット整体の行う施術者は、獣医さんに比べて知識不足で頼りなく思われるかもしれませんが、それは西洋医学的な知識量が足りていないということです。
私はカイロプラクターなので、獣医師と違う仕事であり、視点と考え方を持っています。
繰り返しにはなりますが、知識や医学的治療法では治せない、治らないものがあるからこそ、それがたとえ改善率が数%であったとしても治る可能性があるならペット整体や他の療法も存在すべきだと思います。
私は西洋医学的知識はまだまだ勉強不足です。
しかし東洋医学的知識、歴史、思考は獣医師さんよりも自信があります。
もちろん獣医学の勉強不足はごもっともなので、これからも時間をかけながらお役に立てる様に勉強し続けていきます。
【①知識不足、に関するまとめ】
・ご指摘頂いた、獣医学的知識はまだまだ勉強不足です。
申し訳ございません。日々努力を続けます。
・西洋医学的知識と東洋医学的知識は非なるものです。(演繹法と帰納法のようなものと理解しています)
・口コミに書くのも良いですが、逆に足りない部分を口頭で教えて下さるととても嬉しいです。
気持ちが引き締まりますし、知識の向上につながり、お役に立つ可能性があがります。
②と③に重なるところがありますので、続きを是非お読みください
※解剖的な生々しい写真もたくさんあるのですが、気分を害される方もいると思うので画像参照に色々な書籍、ネットを通じ勉強しています。
また、知り合いの獣医さんにもアドバイスを頂いたり、教えて頂いています。
②ペット整体は治らない
YESでもあり、NOでもありますが、これに関しては少し意見をしたいところです。
①にも書きましたが、ペット整体がお役に立てる可能性は症状によりますが、数%かもしれませんし、99%かもしれません。
しかし、ありがたいことに実際は施術後の変化に喜んでくれる飼い主さんが多くいらっしゃいます。
私の考えは、治る、治らないというところにフォーカスはありません。
いかに最大限に治癒力を発揮させられるか、バランスを良くして怪我や病気の予防ができるか。
もっと単純に言うと飼い主さんが喜んでくれるか、ということにフォーカスしています。
自然治癒力とは治すだけを指しているわけではないのです。
例えば、
・食べたものの消化、吸収。
筋肉が硬くなったり、骨がズレていると消化、吸収も悪くなります。
せっかく良い薬、良い食べ物を摂っても、細部に行き渡らなければ悪くなっている部位への効果は薄くなり、治るものも治りにくくなります。
・代謝
体内では破壊と再生が常に行われており、その働きも自然治癒力の働きの一部です。
代謝が悪くなると、消化、吸収と同様に体内のゴミの排出、炎症などの鎮静化が遅れます。
・最大の魅力は予防もできる
身体の歪みやコリ、虫歯、代謝が落ちるなどは知らず知らずのうちにできているものです。
(飼い主さんならわかるはず・・・)
治ることにフォーカスを置くことも大切なのですが、できる限り悪くならない様に予防をすることが大切だと思っています。
年齢的なもので歪みや筋肉も固まってきます。
例えば4回施術したら治ったかもしれないけど、2回で来るのをやめてしまったらなかなか結果をお見せすることは難しくなります。
じゃあ10回施術したら治るのか?と言われましても、治らないことももちろんあります。
①でも言いましたが、西洋医学も東洋医学も、どちらも不完全なものです。
先天的に悪いものであれば、動物病院でも、ペット整体でも、食事でも、運動でも治ることが難しい場合もあります。
だから5%でも30%でも治る可能性があるなら、やはりその治療や技術は選択肢の一つとして提供すべきと私は考えています。
理想的には、獣医さんの治療も受けて、ペット整体でバランス整えて自然治癒力上げて、食事も気を付けて、生活環境、運動習慣を良くする。
治ればなんでもよい。
やっぱりコレに尽きると思います。
医学にはない可能性が大いにあるのが東洋医学(ペット整体、食事、運動、栄養などの療法)です。
獣医さんよりも治せます!とかそんなことは一ミリも思っていません。
まずは動物病院。
それでも思うように改善が見られない場合は、選択肢の一つとして色々と試されるのが良いかと思います。
【②ペット整体は治らない、のまとめ】
・治るか治らないかは分かりません。
ただ、治る可能性がある以上、飼い主さんに喜んで貰えているという実績がある以上、技術を上げて可能性を上げ続ける努力をしています。
・治す、のではなく、治る身体にすることにフォーカス。
バランスを良くする、骨の位置や筋肉の硬さをあるべき状態に戻すことが目的で、治癒はその結果と考えます。
例えば筋肉が硬くなると、そこには「詰まり、滞り」ができます。
硬くなった筋肉には血液の入りが悪くなり、栄養や酸素を含んだ新鮮な血液がその筋肉に入りにくくなると治るものも治りにくくなってしまいます。
「治りやすい状態にすること」「バランスを良くして負担を減らすこと」
その結果、改善するという考え方です。
③ペット整体には責任がない
これは本当に、本当にごもっともです。
獣医師さんの仕事は緊急性が高く、生き死にに直面する現場が数多くあると聞いています。
懸命に手術や治療をして、手を尽くした結果として死んでしまうこと、後遺症が残ってしまうこともあり、飼い主さんから行き場のない怒りや文句を言われることも多いようです。
全力を尽くしたにも関わらず責められる…
本当に大変なお仕事です。
私も仲良くさせて頂いている獣医さんからそういった苦労話も沢山聞いています。
獣医さんは激務な上に大変なお仕事だと思いますし、命を扱う責任もあります。
儲けしか考えない獣医さんもたくさんいますが、動物に対して一生懸命な獣医師さんを私はたくさん知っています。
それに対してペット整体は、動物の生き死にに関係する施術をお願いされることはほとんどありません。
それはヒトに対しても全く同じなのでよく理解しているつもりです。
医師、獣医師に対して否定的な考えを持つ方もいますが、私はそうではありません。
逆に医師、獣医師さんを最大にリスペクトしています。
①でも言いましたが、ペット整体従事者は6年間もの膨大な勉学をしたわけでもないですし、命の責任がある仕事ではありません。
ただ、やはり獣医師さんとペット整体では職業、役割が全く違うものです。
そのため、学ぶ内容も全然違うためそこを比べるのは少し違う気もします。
獣医師さんの知らないであろう、東洋医学の知識は自信があります。
うどんとパスタぐらいの違いかもしれません。(生まれも作り方も違うという意味で・・・)
命のやり取りをしている獣医さんから見ると確かに責任はありません。
責任がないというのは獣医師さんから見た観点であり、飼い主さんから見た観点はどうでしょうか。
「少しでも楽になって欲しい」
「少しでも回復するなら」
「元気な姿をまた見たい」
などなど。。。
私も自分で犬を何頭も飼ってきましたので、常に飼い主さんの気持ち、立場でものを考えます。
僕ならどうしたいだろうか。
僕なら何がしてあげられるのか。
ペット整体には、老犬のケア、手術後のリハビリ目的、動物病院の治療ではなかなか治らなくて・・・等の理由で来られる飼い主さんが多いです。
獣医さんからすると責任のない所でやっているから動物業界に意見するな!と言われても、私はペット整体をやり続けます。
それは何度も言っているように、
「治る可能性があるから」
可能性があるだけで、絶対治します!絶対に歩かせます!確実に!
そんなこと全く思っていません。
毎回、毎回本気で治って欲しい!と思いながら施術していますが、それは叶わないこともあります。
逆に諦めていたような
・下半身麻痺の犬が足を引きずりながら歩いていたのに、今や走るまでに回復
・手術後にゲージから全く出なかった犬がペット整体を受けてからゲージから出て飼い主さんに寄り添うようになったり
・今まで食事したものをすべて吐いてしまっていた犬が普通に食べれるようになった
他にも色々とありますが、こうしてお役に立っている事実がある以上、命の責任はないかもしれませんが、やはりペット整体は必要なものだと確信しています。
ペット整体まで連れてきてくれる飼い主さんって本当に優しくて家族想いだな、って施術していていつも思います。
キミは、いい飼い主に飼われたね。って。
ちょっと話が逸れましたが、ペット整体には緊急性や命の責任はありません。
だけどペットや飼い主さんにとって喜ばれることがあるやりがいのある仕事です。
もっともっと勉強して、訓練して、犬や猫のことを知って役に立てる確率を上げていかないといけませんが、現時点で私にできる限りのことを最大限にやらせて頂いています。
自分が飼い主の立場で考えると治る可能性がある選択肢はいくらあっても良いと思っています。
【③ペット整体には責任がない、のまとめ】
・責任がない
はい、ごもっともです。
命がかかったり、緊急性のない犬や猫に施術をすることがほとんどなので、そういった現場に日々立たれている獣医さんを本当にリスペクトしています。
ただ、現在の獣医学の中の治療では補えない部分があり、その補えない施術していると思っています。
老犬や大きな病気をしている子が施術に通っている最中に亡くなることも多々あります。
でも飼い主さんはみんな亡くなったことをわざわざ伝えにお電話くださいます。
先生のおかげで安らかに天国へ旅立ちましたと。
その時は悲しいです。もっとやれることあったかも、といつも思います。
・職業(役割)が違う
私が行うのは、筋肉、骨格を整え、自然治癒力を代表する身体のチカラ(機能)を最大限に生かす施術です。
なので自然治癒力の範疇を超えたものは治らないと思っています。
しかし、治すことだけが目的ではなく、怪我や病気の予防にもなると考えており、施術にはとても意味があると考えています。
獣医さんとアプローチ、役割が違うので比較対象にならないと思っています。
・すべては犬、猫、飼い主のため
ペット整体にまで連れてきてくれる飼い主さんはホントやさしいです。
家族想いです。
だからその想いに応えられるように、私にできる範囲でできる限りを尽くします。
私も愛犬を亡くす前に何とかして少しでも楽にしてあげたいと思い続けました…
とにかく治ってくれれば、楽になってくれたらそれで気持ちが楽になりますし、愛犬が亡くなる前はずっと「何かしてあげたい」という気持ちしかありませんでした。。。
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【最後に】
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
私たち日本ペット整体協会は、獣医師、動物病院さんを否定する考えは一切ありません。
むしろ共に役立てるようにお互いの良い所を出し合って、飼い主さん、犬、猫に健康を届けたいと思っています。
治れば方法はなんでも良い。
この言葉を何度も使いましたが、これは私が飼っていた犬が病気になり、日々弱っていく姿を見て思った言葉です。
治るなら東洋医学でも西洋医学でも神の力でもなんでも良いと思いました。
ただ、その「治る可能性」を閉ざしてしまったら、治ったかもしれない可能性を摘んでしまいます。
私たちペット整体従事者は、まだまだ獣医さんのように知識も責任もありませんが、知識だけですべて治るわけではありません。
知識がないと治らないものもあります。
逆に知識があると治らないものもあります。
私は最大に獣医さんをリスペクトをしたうえで整体技術の提供をしていますので、これからも勉強し続けます。
成長途中です。
とても長くなりましたが、私はこのような考えで日々施術しているので、お互いの良い所を出し合って、少しでも飼い主さん、犬、猫のために役立っていければと思います。
長々とお読みいただきありがとうございます。
少しでも犬、猫に元気な時間が増えますように…
それでは!!
「日本ペット整体協会 東京本部」
https://www.green-chiro.com/top/dog-chiropractic-seitai/
会長 東郷純宏
「日本ペット整体協会 福岡支部」
http://www.goodfeelchiro.com/symptomscat/inunekoseitai/
理事 永富哲郎
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