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15000歩後にみつけたフランス@千石ブックメルカード

こんにちは。あるいはこんばんは。おしゃま図書です。三連休の中日、フランス好きの友人と三カ所をはしごしました!
最初は日本橋三越のFRANCE展。続いてかっぱ橋道具まつり。そして最後に、千石ブックメルカードという一箱古本市。三つ回って、気づけば万歩計は15000歩! そりゃあ、足も痛いはずだわ。
というわけで、フランス成分を求めて歩いた一日の備忘録です。

フランス分が足りない!!!

フランスに行くこともできず、くさくさしていたのだけれど。
日本橋三越でFRANCE展をやると知り、元・日仏学院のクラスメイトという、思えば、小中高大で付き合っている友人よりも、長いお付き合いになっている日仏友達と、いざ三越へ。

私がほしいのは、モノではないフランスだった

なかなかフランスに行けないので、せめて物産展でフランスの空気を味わおうと来てみたFRANCE展。けれど、久しぶりにこういうの来たので勝手がわからない&人の混み具合がすごい!のんきに「ボルディエのバターでも買おうかしら」って思ってたら、売り切れてるし…。
とにかく朝からめっちゃ並んで皆さんスイーツ召し上がってるし!!!
しかし、しかしですよ。混雑しているのはごくごく一部の飲食ブースのみ。リビング&雑貨系はめちゃガラガラなのです。
でも、でもね。例えば、「これ、今フランスに行ってたとして、買う?」と自問自答してしまうような、なんというか、観光地の土産物屋テイストが漂っているというか…。なんかこう、テンション、あがらないんだよねぇ。
これならアタシ、世界街歩きを観てる方がテンションあがるわぁ。

四方田犬彦氏が何かで、アンヌ・ヴィアゼムスキーにインタビューしたときに、彼女がゴダールのことを「カルチャーのない人だったわねぇ」と言っていたと書いていたのを思い出し、そうだ、私が求めているのはカルチャーなんだ!と思い、早々と三越を離脱。

かっぱ橋で気分転換し、その後、千石へと向かったのです。

そして、フランスをみつけた

千石ってすごく久しぶりに来ましたよ。
その昔、もう20年以上前になるのかしら? 三百人劇場が好きで、よくここで、変なロシア映画の特集上映とか観たよなぁ。今回はそっちとは逆側。
きっと昔は栄えていたのかも、という感じの住宅街の中で、「千石ブックメルカード」というイベントをやっているのです。手作りのマップも微笑ましく。点在する会場を回ってそれぞれの地点でスタンプを押してもらい、コンプリートすると、なんかもらえるらしい。もちろん、回りましたとも!

コンプリートのプレゼント、缶バッジが終了したとのことで、手作りのしおりをもらいました。

童心社前で出店していた方が、自分で書かれたという『りんご三兄弟の話』。何気なく手に取る。
「それ、私がフランスに留学していたときに、カフェオレボウルをどうしても手に入れたい事態が起きて、そのことを書いたんですよ」という。
「わたしもフランス好きなんですよ!!!」といい、その場で購入。
ねぇ、こういうことがあるから、古本市みたいなイベントってやめられない。001とあるから、002,003と続いていくのでしょか。とても楽しみ。
ガリマール叢書をイメージしているという装丁も素敵です。

りんご三兄弟の話

FRANCE展では肩透かしをくらったけれど。
15000歩あるいたその先で、小さなフランスにまつわるお話と出会えたので、ふくらはぎはパンパンだけど、すごく清々しい一日となったのでした。

フランス好きな人とつながれるとうれしい。

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