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足の匂い?罰ゲーム?フランスの『くさい』を探る!

思わず「なんだこの匂い?くっさい足の匂い?何かの罰ゲームか?」

ってぐらいクサいチーズ 

まぁ、チーズだけじゃなくても「くさい」がいっぱいある国 

第18代フランス大統領シャルル・ド・ゴールは、「258種類ものチーズを作り出す国を統治するにはどうすればいいのか」と嘆いたとか…。

実際にフランスにはそれ以上のチーズが存在し、3年間毎日違う種類を食べても終わらないとか。

今日は、私がフランスで出会った

特にやばい、くさいチーズ5選をご紹介します!


鼻を突き抜ける衝撃!フランスのくさいチーズ5選

1. マロリーズ マロワル (Maroilles)

マロリーズは、フランス北部のピカルディ地域とノール=パ=ド=カレー地域で作られた牛乳チーズです。

このオレンジ色の皮を持つ長方形のブロックは、外皮を塩水で洗いながら熟成させたウォッシュタイプ。

納豆の数十倍の匂いを放ち、手で触れるとベタベタしています。

納豆に対して「くさい」と騒ぐフランス人 

謎だよ。

平気でそのままマロリーズ食べれるなんてね

正直、納豆の匂いなどかわいいものです。

私のおすすめは、グラタンや加熱した料理にソースとして使うことです。

リール市の蚤の市に行った時に食べた、マロワールソースをかけたムール貝とフライドポテトは絶品でした。 

濃厚なマロワールソースが最高でした!

2. リヴァロ (Livarot)

夫がよく食べてるチーズです。

リヴァロはノルマンディー地方で生産される牛乳を原料としたウォッシュタイプのチーズです。

このチーズも臭いが強いですが、食べやすい部類に入ります。型崩れを防ぐために、葦の葉を使って円筒形に成形されているのが特徴。

グルメ漫画『美味しんぼ』の63話で「臭さの魅力」ってエピソードで登場しています。 

3. マンステール (Munster)

モンスター(怪物)って覚えたチーズ
スペルは違うけど私にはmonster って聞こえる

こちらもウォッシュタイプのチーズで、熟成は塩水で行われます。表面のオレンジ色は、まさに納屋を思わせる独特の匂いを放っています。

中身はクリーミーで口の中でとろける…。

産地はドイツとの国境近くのアルザス地方で、食べた瞬間に広がる旨みは一度味わってみる価値がとはいうけどね

私は苦手です。 

4. エポワス (Époisses)

エポワスはウォッシュチーズの代表格で、フランスのブルゴーニュ地方で生産されています。

このチーズは熟成中に丹念に塩水とマール(ぶどうの搾りかすから蒸留した地酒)で洗われ、独特の香りと旨味が凝縮されています。

表面はしわしわのオレンジ色で、「神様のおみ足」とも例えられるほど

これもまたすんごい匂いです。

5. ラクレット (Raclette)

よく見たら、スイス製のラクレットだった…。

ラクレットはスイスまたはフランスのサヴォア地方の牛乳を使ったハードチーズ。

茹でたポテトやハムと一緒に楽しむ料理として有名ですが、その匂いは強烈です。

しっかりと換気をしているつもりでもラクレットチ-ズをすると

洗濯物の室内干しができないくらい翌日まで匂いが部屋の中にこもってしまいます。

そして加熱する前に手でちょっとだけ触っただけでも匂いが手に残ってしまうぐらい強烈です。

まとめ

正直、フランスには「くさいチーズ」がありすぎて、5つに絞るのがとても難しかったです。

特にウォッシュタイプのチーズは、表面がオレンジ色であることが多く、強烈な匂いを放つ印象があります。 

そしてチーズの名前は、その製造地域や村の名前に由来することが多いですね。

フランスでは食事の締めにチーズを楽しむ習慣があり

夫や周りのフランス人も必ず食後には一口サイズに切って食べていますが

私はそのまま食べるのではなく、加熱して、匂いのキツいチーズは料理にちょっと入れてコクを出すために使って楽しんでいます。


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