腹時計とサマータイムの終了
人間の体内時計って、まったくもって不思議なものです。
目覚まし時計は電池切れを起こすこともあれば、スマホはフリーズすることもある。
でも、私の腹時計だけは、さながら高級時計のように正確に「お腹空いた」を刻み続けてきました。
そう、少なくとも昨日までは。
昨日、2024年10月27日。
ここフランスではサマータイムが終了し、標準時間に戻る日でした。
秋のゆったりした日曜日、突然の「ぐぅ〜っ!」というお腹の合図と
「あー、お腹空いた〜」って
時計を見ると、まだ12時ちょっと過ぎ。
「え? 今日は早いな…」
普段なら13時過ぎにようやくお腹が空いてくるのに、なんだか急かされるようなこの腹時計。
ここでふと、カレンダーを確認してハッとしました。
そうか、サマータイムが終わったんだ!
頭では「今日から1時間遅くなる」と理解していても、体はそんなに簡単に新しい時間に合わせてくれません。
実際、スマホの時間も知らないうちに自動で切り替わっていて、気づかない間に1時間戻っていたのです。
サマータイムの開始と終了が年に2回、私たちの生活リズムをかき乱すせいで、私の胃袋はすっかりミニ時差ボケに陥っています。
「たかが1時間、されど1時間」…けれどこの1時間のズレに慣れるのも意外と大変です。
海外旅行の時差ボケに苦しむように…。
というわけで、この1週間、私は体内時計との小さな静かな戦いを続けることになりそうです。
まあ、慣れたもので、今では「またこの季節か」って。
春になったら、 また「はい、サマータイム開始ですね」ってな感じでね。