バンド・デシネの都アングレーム:雨上がりの朝の街を歩く
前回の記事バンド・デシネの都アングレーム:夜の街を歩くの続きです。
朝になって窓の外を見ると、なんと雨模様
雨の街の散策もなかなか風情があっていいかなぁとは思いつつも、
やっぱり雨の中を歩くのは気が進まなぁ
なぁんて考えながらホテルで朝食
だったら雨にぬれる心配もない博物館に行こうってなって
Le Musee de la Bande Dessinéeへ
駐車場で10時からの開館を待っている間に
なんと、なんと、雨が止んでくれましたよ。
急遽予定変更作戦です。
今回の旅で、アングレームで過ごせる時間はあと3時間
せっかくだから街の様子を見てみたい、感じたいなぁって
早速、中心街にあるアングレ-ム大聖堂に向かい近くにある駐車場に車を停めて、街をぶらつくことにしました。
やっぱり、こういうの見ると近づきたくなりますよね。
ただ歩いてこの光景を見るだけで幸せホルモンが溢れ出るような気分で
数分歩いたところでアングレーム大聖堂に到着
な、なんとフランス南西部、ヌーヴェル=アキテーヌ地方でノルマンディー地方にゆかりのある方々に会えました。
聖ミカエルとジャンヌダルクです。
荘厳な空間の中、聖ミカエルとジャンヌ・ダルクの像が並んで立っていました。
この二人の像が一堂に会している光景は圧巻で深い感動
聖ミカエルは、ノルマンディー地方のモン・サン・ミシェルで特に崇拝されていて、その力強さと守護の象徴として知られています。
ジャンヌ・ダルクもまた、ノルマンディー地方と深い関係があり、ルーアンで異端審問にかけられ、火刑に処されました。
このように、ノルマンディー地方にゆかりのある二人の歴史的な人物が並んでいることで、歴史の重みを感じさせますよね。
私は、現在ノルマンディー地方に住んでいるからか、なんだか安心感や親近感を勝手に覚えました。
大聖堂を出る前、名残り惜しくて堪らず、これでもかというくらいの圧倒的なファサードの一枚を撮影
大聖堂を出て街を散策しながらさまざまな場所を訪れました。
ついつい井戸端会議、おしゃべりしたくなるようなマダムに遭遇したり
なんだか珍しい自販機を発見したり
アングレ-ム市役所をいろんな角度から写真撮影したり
マルシェ内をちょっと覗いてみたり
街の日常を感じることができました。
最後にナターシャに別れを告げ、次の目的地であるフランス南西部のピレネーアトランティック県オー=ボンヌへ
名残惜しさを感じつつも、新たな旅の始まりに胸を躍らせながら、アングレームからの出発を迎えました。
次は、漫画界のカンヌとも呼ばれる国際バンド・デシネ(仏語圏の漫画)フェスティバルが開催される時期に訪れてみたいなぁ。
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