コルシカ島 絶景ロードトリップ8日間―4日目:海風とともに「ポルト・ヴェッキオからヴォンティーズリへ」
4日目:2024年6月23日(日):晴れ時々雨
コルシカ島ドライブ旅も4日目。
この日は、次の宿泊地であるVentiseri(ヴォンティーズリ)までのんびりと移動しながら、途中の街や自然を楽しむ一日となりました。
午前中:Porto Vecchio(ポルト・ヴェッキオ)の中心街を散策
2泊したPorto Vecchio(ポルト・ヴェッキオ)ですが、明るい時間帯に中心街を歩いたのは、この最終日の朝が初めてでした。
夜の華やかな雰囲気とはまた違う、穏やかでのんびりとした街の表情に癒されました。
特にマリーナには、ボニファシオ同様、目を見張るような豪華なヨットがずらりと並んでおり、思わず「どんな富豪が所有しているのだろう?」とまた想像してしまうほど。
教会や古い街並みの風景も美しく、少し名残惜しい気持ちを胸にPorto Vecchio(ポルト・ヴェッキオ)を後にしました。
途中のLecci(レクシ)でビーチランチ:サーモンサラダ
移動途中、Lecci(レクシ)という街で美しいビーチを訪れ、海風を感じながらランチタイムを過ごしました。
ランチは、簡単にスーパーで買った「サーモンサラダ」。
カラフルな野菜やキヌアが添えられたこの一皿は、ヘルシーで食べ応えも抜群でした。
透き通る海を眺めながらのピクニックランチは、旅の疲れを忘れさせてくれる素敵なひとときでした。
Zonza(ゾンザ)での寄り道:ウミガメとドイツ人の車
ランチの後、Zonza(ゾンザ)という街のビーチに立ち寄ると、思いがけずウミガメらしいのを間近で見ることができました。
その可愛らしい姿に感動しながら、ゆっくりと観察。
さらに、その近くで面白いエンブレムの車を発見。
忘れてしまいましたが、ずいぶん古い車だとか。
所有者であるドイツ人と少し会話する機会がありました。
旅先でのこうした偶然の出会いや交流は、旅をより特別なものにしてくれますね。
夕方:Ventiseri(ヴォンティーズリ)のホテルに到着
目的地のVentiseri(ヴォンティーズリ)に到着。宿泊先のホテルは清潔で快適でした。
旅の疲れを癒すため、まずはスーパーで買ったワインで乾杯。
部屋でのんびりとリフレッシュするひとときを楽しみました。
ディナー:ホテルでの驚きと贅沢なメニュー
夜はホテルのレストランでディナーを楽しみました。
夫は「Entrecôte sauce au roquefort エントルコート・ソース・オ・ロックフォール)」
私は「Escalope de veau sauce forestière(エスカロープ・ド・ヴォー・ソース・フォレティエール:子牛肉のエスカロープ 森のキノコソース添え)」を注文。
夫のステーキはジューシーで肉厚なもので、濃厚でクリーミーなロックフォールチーズソースをディップしながら楽しみました。
ロックフォールチーズの風味が肉とよく合い、絶妙な味わいでした。
私の料理は、柔らかい子牛肉と濃厚なキノコソースの相性が抜群で、贅沢な味わいを堪能できました。
どちらもボリュームたっぷりで、食べきれないほどでしたが、大満足の夕食となりました。
また、このレストランで特に驚いたのは、他の料理もですが、ピザの値段です。メニューを見ると、なんと10ユーロ以下のピザがいくつも並んでいました!
長い間フランスに住んでいますが、こんなに安いピザを見たのは初めてで、思わず目を疑いました。
隣の席の人が注文したピザを見ると、それはとても大きく、しかも美味しそうな焼き加減でした。
「次に来るときは、ぜひピザも試したい」と心に誓いました。
懐かしさを感じる軍用機の音
レストランに集う若い軍関係者たちの賑やかな様子は、どこか温かみがあり、不思議と心が和む夜でした。
ホテルの近くには空軍基地があり、時折聞こえる軍用機の音が懐かしさを誘い、日本で過ごした記憶がよみがえりました。
当時住んでいた地域も軍事施設の近くで、同じような音が日常の一部として溶け込んでいました。
そんな昔を思い出しながら、静かに夜が更けていきました。
旅の思い出
この日は移動がメインの日でしたが、途中立ち寄った場所や美味しい食事、そして偶然の出会いが旅の思い出をさらに豊かにしてくれました。
Ventiseri(ヴォンティーズリ)の夜空の下、明日からの新しい冒険に胸を膨らませながら、この日を締めくくりました。