見出し画像

コルシカ島 絶景ロードトリップ8日間―3日目:ボニファシオの絶景とヤギ

3日目:Bonifacio(ボニファシオ)での一日

2024年6月22日(土):晴れ

コルシカ島ドライブ旅も3日目。

この日は、ギ・ド・モーパッサンの短編小説「Vendetta(1883年)」の舞台にもなった Bonifacio(ボニファシオ) をたっぷり満喫しました。

地中海の絶景、高台に広がる旧市街、そして美しいビーチ訪問など、盛りだくさんの一日となりました。


朝:マリーナ周辺を散策

まず向かったのは、マリーナエリア。

停泊しているのは、思わず「どんな富豪が所有しているのだろう?」と驚くような豪華ヨットの数々。

海風を感じながら海沿いを歩いていると、優雅な気分に浸れました。

マリーナ周辺にはおしゃれなカフェやお土産屋が立ち並び、観光気分を盛り上げてくれます。


午前:旧市街へ登る

マリーナを後にし、Bonifacio(ボニファシオ)の旧市街へ。

高台に位置するこのエリアは、地中海を見下ろす絶景スポットが満載です。
最初に目に入ったのは、街のランドマークともいえるシタデル(要塞)。

歴史を感じさせる重厚な石造りの建物が立ち並び、歩いているだけでタイムスリップしたような感覚になります。

旧市街ではさらに、アラゴン王の階段

La Forteresse de Bonifacio(ボニファシオの要塞)

13世紀に築かれたこの要塞は、高台に位置しており、地中海とBonifacio海峡を一望する絶景が広がります。

中世の面影を残す旧市街(Vieille Ville)の一部として、多くの観光客を魅了しています。


ランチ:期待外れも旅の一部

まずはビールで喉の渇きを潤します。 

旧市街のレストランでのランチ。

私は、Salade Bonifacienne「ボニファシオのサラダ」、

夫は郷土料理の Aubergines à la Bonifacienne(ボニファシオ風ナス料理) を注文しました。

残念ながら、16ユーロのサラダは期待したほどの鮮度もボリュームもなく、シャルキュトリー(ハムやサラミ)もカピカピでした。

17ユーロのナス料理も価格に見合う満足感は得られませんでした。

ただ、気さくな店員さんとの会話に救われ、「観光地での食事とはこんなものかも」と、良い経験値を得た昼食でした。

これで16ユーロ(2500円ぐらい)はさすがに…。

後日スーパーで5ユーロ以下で見つけちゃいました。


午後:Bonifacio(ボニファシオ)の自然とビーチを満喫

ランチの後は、Bonifacio(ボニファシオ)の周辺を巡り、自然と歴史に触れるひとときを過ごしました。

ヤギたちとの偶然の出会い

ランチの後、Bonifacio(ボニファシオ)周辺の自然を堪能しながら車を走らせていると、突然、目の前にヤギたちが現れました。

彼らはのんびりと道路を横断しており、その様子に思わず車を止めて見守ることにしました。

長い毛並みや立派な角を持つヤギたちは、どこか風格がありながらも可愛らしく、この土地の自然と見事に調和しているように感じられました。

この横断劇は1分以上も続き、その間、ヤギたちは急ぐ様子もなく、マイペースにゆったりと進んでいきます。

その姿に、私たちは自然と笑顔がこぼれ、まるで彼らが「旅を楽しんでね」とでも言っているかのような気がしました。

旅の途中でこうした小さなハプニングに出会えるのも、ドライブの醍醐味。

この思いがけない出来事は、Bonifacio(ボニファシオ)の雄大な自然とともに、旅の思い出にしっかりと刻まれました。


ビーチでのんびりと

午後のハイライトは、美しい隠れたビーチエリアの訪問でした。

透き通る砂浜と青く澄んだ海が広がり、まるで楽園そのもの。

足元に広がる砂の感触に癒されながら、波音をBGMにのんびりとした時間を過ごしました。

潮風が心地よく、周囲は静かで観光客も少なめ。

このビーチでは、特別な時間を独り占めしているような感覚になりました。


夕方:スーパーでお買い物

帰り際に立ち寄った地元のスーパーでは、いろいろなお惣菜が並ぶコーナーを発見。

そろそろアジアンな食べ物が恋しくなり

たまたま目に留まった「SALADE DE BOEUF(ビーフサラダ)」を購入しました。

  • SALADE DE BOEUF JUIN
    フランス産のBavette de flanchet(バベット・ド・フランシェ:牛の部位)を使ったアジアン風の一品。中華麺、人参、白菜、キクラゲ、コリアンダーが入っており、甘い醤油ソースとピーナッツがアクセントでした。

ホテルに戻って簡単に済ませた夕食でしたが、意外と美味しく、旅の疲れを癒す食事となりました。


一日の終わりに

Bonifacio(ボニファシオ)を丸一日満喫した後、ホテルがあるPorto Vecchio(ポルト・ヴェッキオに戻りました。

夕暮れ時にマリーナの灯りがともる風景を眺めながら、Bonifacioで過ごした素晴らしい一日を振り返りました。

絶景も、観光地らしいレストランのちょっとしたがっかり体験も、静かなビーチで過ごした特別な時間も、すべてが「旅」という物語の大切な1ページ。

これらの瞬間が、私たちの心に深く刻まれています。

次回は、Porto Vecchioから少し北上して、さらに新しい発見を求めて冒険を続ける予定です!





いいなと思ったら応援しよう!