snow veil
窓の外は粉雪がちらついて
人知れず朝を白く染める
音もなく静かに降りつもり
柔らかく重ねられていく
いつのまにか世界を包む
あなたの優しさがそうだった
ふるふる
粉雪降るあさに
ふるふる
ふと気づいたの
闇に触れた傷が
ヒリヒリと痛まないように覆う
黙ったままの雪
朝陽が差したら
気づかれないまま消えていくかも知れないのに
ふるふる
優しく降りおりる
ふるふる
優しく降り続く
いつのまにか私を包む
あなたの優しさがそばにある
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?