あなたの素敵なところは
端から見ていて完璧に見えるような人でも、その人にとっての他人に対する妬みというのは誰しもあるものだ。
端から見ていると、
その人にはその人の良さがあるし、他の人には他の人の良さがあって、
そもそもカテゴリーが全く違うから比較することすら全く考えられないと
驚いたりもするのだけれど、
それでも本人からしてみたら比較してしまって、
そして自分にはないものを見て絶望する。
かくいう私も周りの人と比較しては落ち込むことが多かった。
若い時は特に。
容姿やら能力やら。
同い年だったり、似たような境遇だったりと、共通点が少しあるだけで比較してしまう。
私は女性だけれど、男性に対しても比較してしまうときもある。
そして自分の持ってないものを見つけてはひどく落ち込む。
きっと端から見たら全然違う良さがあるのかもしれなのに。
でもそういうことってなかなか自分では気づけない。
特に歳をとると
「あなたって〇〇だよね」
「あなたの〇〇なところが素敵だね」
などといってくれる人もどんどんいなくなる。
でも自分の良さって、本当に自分では分からない。
そして、いい年してと、自分にいつまでも意識を向けている自分、自分探しをしている自分を隠してしまいがち。
だからこそ思う。
自分から周りの人に対して積極的に良いところ、彼・彼女らしいところをきちんと言葉にして伝えよう。
こちらからしてみたら当然だと思っていることであっても
もしかしたら本人からしてみたら新しい気づきなのかもしれない。
そしてそれで彼・彼女が救われる時があるのかもしれない。
その人の絶望の瞬間を少しでも和らげることができるのかもしれない。
だから心の奥にしまっておくのはもったいない。
きちんと言葉にして伝えよう。
あとで言うのでは遅すぎるかもしれないから、思ったその時に伝えよう。
そんなことをふと思った夜でした。
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