見出し画像

あの時の自分を許す

こんにちは!アロマ心理学開発者大島鶴枝です。

本日は、『ゆるす力〜植西聡著』より、他人を許すことができないで苦しむ心を解放する考え方をお伝えしていこうと思います。

なぜ、許すことが必要なのか

生きていれば誰にだって、許せないと思うような出来事ってあると思います。

私は、過去、嫌なことをされた相手への怒りから、3日間くらい眠れない夜を過ごしたことがありましたし、

昨年は、人間関係の断捨離が起き、自分に嫌なことをする人が連続で私を悩ませた時期も経験していますから

人を許せないと思う、気持ちもよくわかります。

でも、許せないでいることで、実は、相手ではなく自分が苦しんでいるという点に注目すると、

許すことの大切さが理解できるのではないかと思うのです。

本書では、私たちの心を気球に例えていますが

許せないという心は、気球を上昇させる際に重石であり、その重石によって、上昇することができないと伝えています。

それだけ、許せないという感情を抱えた心の波動は低く重いということなのです。

許せないことで苦しいのはあなただけ

相手のことが許せないという感情は、一体どういうことなのでしょうか。

相手が許せないということは、相手のことを考え、良い感情を生み出すことができないでいるということなのです。

つまり、相手と離れているのに、相手に囚われているということです。

私たちは、この現実社会で生きている時間が長いように感じていますが、脳内は、現実と過去と未来は同時進行で起きています。

つまり、物質社会である現実を体験しながら、感情と紐づいた過去を脳内で投影し、それを見ながら未来を思い描き、生きているということです。

常に脳内で生きているのに、現実がここまで大きな影響があるのは、それだけ目に見えるこの世界のインパクトが大きいということ。

私たちは、生きているから心を感じることができる。

『感じる』『情動』で『感情』だからです。

でも、冷静になって考えてみると、あなたが許せないと言っている相手は、目の前に常にいるわけではありません。

許せないと思って脳内で、何度もその相手をあなた自身が存在させていることになるのです。

そして、相手はあなたがそこまで許せないでいることを、全く知りません。

あなたが許せない気持ちに囚われ、眠れないでいるのに、相手はぐっすり眠っているのです。

相手を許せないことはあなたを許せないということ

私たちは、この物質社会である『現実』で過去世からの心の傷(カルマ)を癒しながら、精神的に成長できるように、さまざまな体験をしています。

心の傷(カルマ)は、あなたが過去、行ったことが現実に起き、その物事に光を当ててあげることで癒されていくのです。

これを因果応報と言います。

つまり、あなたに起きる全ての出来事は、あなた自身がどこかで同じことをして、そのことが自分に帰って来ています。

私は、よく息子のことを例に出してあげますが、息子との喧嘩は、必ずと言っていいほど、お互い同じことで揉め、

最終的に息子が私にされた辛い過去の出来事を引っ張り出して、私にトドメをさすといったやり方で、因果が巡っています。

相手がやったことが許せないという行為は、あなた自身を許せないということにつながります。

だって、あなたがやったことが、相手を通して帰ってきているのだから。

許すという行為は、あなたの心の傷を癒し、そこから学びをもらい、成長し、強くなるということです。

マハトマ・ガンジーは次のような言葉を残しています。

「弱いものほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ」

あの時のあなたを許していますか?

誰にでも、自分を取り繕うために、嘘をついたり、誤魔化したり、現実に起きた事実に向き合えないことってあると思うのです。

実は、この自分が行った誤魔化しや嘘は、心の傷(カルマ)によって、相手に投影され、相手が自分に行うことで、自分自身の心の傷を活性化させ、癒すことを促してくれている行為なのです。

つい最近の私の例を出すと、私は某オンラインサロンで活発に活動しているので、そこでは結構名前を知られていることに慣れていたのですが、

メンバーの中に、私よりも前に入られていて、ちょっと活動をお休みされていた方がいらっしゃったんです。

私は、その方のことを知っていたので、当然、私を知っているだろうと思って、配信に挨拶したら、その配信者が私を知らず、名前が読めないという体験をしたのです。

その時、私は、自分の心にモヤっとした感情が湧き上がったのだと思います。

名前が読めない、名前を知られていない、それって、そこに存在してはいけないという私たちの最も根本にある拒絶の傷(逃避する人の仮面)が刺激される出来事です。

私たちはちょっとしたことで、自分の心の傷が活性するのです。

でも、最近、その心の傷(カルマ)が、私に巡ってきて

私よりも滞在歴が長くて有名なメンバーの名前を、呼び間違え、その方に、間違いの指摘をされるという経験をしたのです。

むちゃくちゃ、恥ずかしくて、なんとも申し訳ない気持ちになり

あんなに有名な人を、間違えるなんて、私は本当に馬鹿で、愚かだ!と自分を責めそうになったのですが、

「あの時、私も同じように名前を間違えられ、拒絶された感を抱いた。そのことが私に巡り、私が無意識で名前を間違えることで、誰にでも間違いはあると教えてくれたんだ」と気がつき、間違えた自分を許すことができたのです。

こんなちょっとしたことでも、あなたが行なったことは、必ず他人を通して、経験することになっている。

と、いうことは、確実にあなたが相手にされたことは、事柄は違っても、あなた自身がしたことを体験しているということになるのです。

私は、ちょっとしたことでも、自分の心にしっかり目を向け、心をケアしてあげる大切さを知りました。

誤魔化しや嘘は防衛反応

人は生きていれば、自分を防衛するために、誤魔化したり、嘘をついたりする生き物です。

『私は嘘や誤魔化しが大嫌い』と、自分にも人にも、あまりにも正直に行動すると、

それを他人に指摘され、責められてなくてもいい場面で、自ら責められる経験をすることにもなります。

私は、アロマ心理学でウッディのパインさんを知っているのですが、心の傷である不正の傷(頑固な人の仮面)が強すぎて、

自分を直接責められているわけではないのに、自分がしたことを自ら発表し、相手の怒りに拍車をかけ、傷つけられてしまったという体験を見たことがあります。

私は、これを人は、『正直者は馬鹿を見る』というのだと、

ちょっとの嘘や誤魔化しは、自分を守る防衛反応として、必要であるとそう感じたのです。

でも、それは裏を返せば、他人が誤魔化したり、嘘をついていることも、そうであり、自分を守っている行為なのだから、

それを指摘し、陰で悪口を言ったり、相手に正直さを求めることを手放すことでもあると思うのです。

自分が誤魔化したり、嘘をついて、その自分を責めてしまいそうになったら

「あの時は、ああするしかなかった。よく頑張った」と

自分を慰めてあげてください。

そして、相手の立場になって、同じように相手も、そうするしかなかったのだと、許してあげてください。

他人は自分を映し出す鏡です。

あなたが相手を許すことで、あなたの心は苦しみから解放され、良い気分を取り戻すことができ、一歩成長したあなたに会えますよ。

人生を軽やかに、笑顔で駆け抜けてくださいね。

画像1

https://petit-bon-aroma.com/guidebook/




あなたの応援が励みになります😀こちらの記事が良かった❣️役に立った❣️と思っていただけましたら、ぜひ、サポートの方、お願いします💕