私がスピリチュアルを信じたわけ
2020年の年末に起きた出来事を振り返ると、自分の『内なる力』が芽生えたことによって、私は『見えない世界』を理解し、未来は自分でコントロールすることができないことを知った。
風の時代が到来する2021年12月21日に間に合うように、私の今まで生きてきた世界は、崩壊し、さまざまな人間関係や物事の断捨離が行われた。
多くの人が、魂のレベルが上がる時に起きる『物事や人間関係の断捨離』が怖くて、同じレベルに止まってしまうことを、私自身、なぜなのか、理解できる。
『第十の予言〜ジェームズ・レッド・フィールド著』にはこう書かれている。
『意識レベルが少し上がると、孤独と不安を感じるからだ。
覚醒して、コントロールドラマから自由になる時、最初は必ず不安を感じる。喪失感が自分の中に見つかるまでは、強迫観念がわっと広がるからだ。気づきと霊的な至福感を得る前には、必ず魂の暗黒の夜を通り抜けなければならないのだよ』
魂の夜明け
あらゆるスピリチュアルな動画や体験をした本を読むと、心の傷(カルマ)によるコントロールドラマを演じていた世界から、抜け出す前には、必ずと言っていいほど大きな人間関係の断捨離が起きる。
つまり、自分の周りから人が去っていくのです。
スピリチュアルの世界のことを、ほとんど学んでこなかった私が、この1年で、精神世界のことを学びまくり、自分の精神的な成長を促してきたのも、きっかけは、あるスピリチュアルな体験が起きたからに他なりません。
多くの人に、この話をしても、ほとんどの人は信じてくれないし、私がいきなり変わったことにびっくりして、ただ、私を変な人だと思うだけです。
それは、目の前でどんどん変わっていく私を見ている元主人だってそう・・・。
それでも、私に起きた出来事は必然だったし、内なる神がいることを示すそんな体験でした。
昨年の11月末まで、仕事の人間関係で悩み、苦しみ、眠れない夜を過ごしていました。
どんな怒りを抱えても、3日もすれば、通常の生活に戻り、眠れるようになるのに、1ヶ月経っても一向に熟睡できません。
あらゆる本を読み漁り、一体、何が起きているのか、整理していきました。その上で、
「この出来事は私にとって必要な試練だった」とその物事を無かったことにするのではなく、ここから学べたことに感謝をすることができた時、
私は、1冊の本に出逢います。
『奇跡を起こす大丈夫の法則〜斎藤一人』
『銀座まるかん』(日本漢方研究所)の創設者で、1993年以来、毎年、全国高額納税者番付(総合)10位以内にただひとり連続ランクインし、2003年には累計納税額で日本一になった億万長者です。
本を開くと、大きいな文字で、わかりやすく誰でも読めるように、優しい言葉で内容が綴られていました。
斎藤一人さんは、お弟子さんにこんなことを言っています。
「本を出すと決まると、つい完璧に仕上げようとして、自分らしさがなくなるんだよね。でも、完璧っていうものには気をつけないとね。完璧は神の領域。そこに踏み込むと火傷するよ」
神様の言うことは、とてもシンプルで簡単な言葉。
それを理解するのに、私たち人間のエゴは、あらゆる方向から難しい言葉で綴らないと理解できない。
初めはちょっと宗教的な本?と思って、読むのをやめようとしたのですが、手を止めようとしても、止めることができないのです。
その時、私の心は疲弊していて、藁にもすがる思いでした。
「この辛い心が解放されるのなら、どんなことでもする」
そう思っていた私は、本に書かれていた「大丈夫を100回唱えてごらん」というとてもシンプルな方法を試してみたのです。
言霊の力の凄さ
大丈夫、大丈夫と唱えていくと、10回目くらいまではこの言葉を言うことに注力している部分がありましたが、言い続けると意識とは別に言葉が口から出ているような感覚になります。
この100回同じ言葉を唱えると言うことは、実は、潜在意識(大脳旧皮質)に、言葉を刻み込んでいる行為なのです。
大脳新皮質の部分である『私という意識(自我)』が話す内容を、いつも無意識(大脳旧皮質)は聴いていて、
無意識は、空想と現実との区別がつかないので、悪口をいうと、その現実を引き寄せてしまう傾向があります。
『大丈夫、なんとかなる、ついてる、』などの言葉は、とても前向きで、意識でコントロールしようとするエゴ(自我の言葉)ではないため、
無意識の中にある『魂』を呼び起こしやすいのです。
魂は、『愛と光』なので、エゴからくる言葉ではなく、愛からくる言葉が無意識を活性化させます。
私は、大丈夫を100回唱えたことで、とてもいい気持ちになり、心が温かくなるのを実感しました。
その上で、眠れない夜を過ごしていたのですが、この大丈夫を唱えたことで、その日の夜から眠れるようになったのです。
そこから、私は斎藤一人さんの本を読み漁り、YouTubeの音声動画を毎日聴いて、スピリチュアルの初期を勉強し出します。
視野が広くなる
言霊の力のおかげで、眠れるようになった私は、そこからたくさんのことを斎藤一人さんの本や動画音声、お弟子さんの本などから学んでいきます。
量子力学でも証明されていますが、私たちは初め、鉱物に魂が宿り、そこから植物、動物、そして、人間になるまでに天からその様子を見るために雲となって、人間に転生してくる。
魂は、愛と光。だからこそ、この物質社会で、忍耐をつけて、さまざまなことを体験しにきている。
鉱物だったとき、もっと魂は自由に動きたかった。
不自由なく様々なものを体験するために、私たちは、大きな脳を持つ『人間』として生まれてきたのだとお話ししていました。
その期間の私は、毎日、斎藤一人さんの音声を聞き、ノートにメモして、スピリチュアルな世界、魂の世界をもっと知りたいという好奇心でいっぱいでした。
言霊も、毎日唱えました。
「愛してます、ついてる、嬉しい、楽しい、感謝してます。幸せ、ありがとう、許します」
言霊を口にすることで、心臓の奥の部分の鼓動が温かい感じがするのです。
毎日、100回以上、唱え、自分の心が安心に包まれる感覚を味わっていきました。
そして、ある言霊に会います。
『私は愛と光と忍耐です。』
この言霊を言いながら眠りにつくようになると、私の体に変化が現れます。
娘とランチに行った時、トイレから出ると、鏡の前でメイクをしている女性3人が目に入ります。
それまでの私は、自分が早く手を洗うことしか頭になかったので、人が並んでいるのにメイクをして、人が誰かに迷惑をかけているなんて状況に気がつく人ではありませんでした。
ふと、私の世界の視野が、一気に広がっていることに気がつくのです。
娘が、ロコモコ丼を美味しそうに食べている様子を見ながら、外の風景を見て、人が行き来する姿が目に入る。
ずっと、狭い視野で、自分のことだけを考えて生きてきたため、周りの状況が見えるようになったことが、不思議な上で、とても楽しくて。
その日の夜、私は主人にこう言いました。
「今まで、周りが全くと言っていいほど、見えなかったんだけど、今日、メイクをしている女性が目に入ったの!私の視野がいきなり広くなった」
すると、主人はこう言います
「いつも周りを見ていないなあと思っていたけど、君って本当に可哀想な人だったんだね」
家の断捨離をしだす
そこから、私は一気に、自分自身の意識で行動できなくなっていきます。
言霊によって、何が起きたのかというと、今まで健在意識(大脳新皮質)である『大島鶴枝』と言う人格がこの体をコントロールしていたのですが、
毎日、無意識領域である潜在意識(大脳旧皮質や脳幹部分)に愛の言葉である言霊を唱えたことによって、クリティカルファクター(健在意識と潜在意識の境界線)が緩み、脳内で統合し出したのです。
『脳に効く香り〜鳥居伸一郎著』に、脳の仕組みと、オーストリアの心理学者フロイトが提唱する精神構造は見事にリンクすると言われています。
大脳新皮質と呼ばれる部分を『大島鶴枝という自我』だとすると、私という自我は、たった10%(諸説によると、3:97ともいう)部分でしかなく、他の90%は大脳旧皮質と脳幹部分の無意識領域です。
脳は、脳内血流関門と呼ばれる部分で、大脳旧皮質に影響を与えるものを入れないようにしているため、ブドウ糖しか吸収しないと言われています。
アロマテラピーの芳香成分は、この脳内血流関門を安易に通り抜け、本能の脳の部分である無意識領域(大脳旧皮質と脳幹部分)に影響を与えます。
私は、アロマセラピストなので、アロマの香りをたくさん嗅いでいることもあり、脳血流関門がこのクリティカルファクターだとしたら、意識の部分と無意識領域を隔てる部分が緩んでいてもおかしくありません。
そして、脳の進化から見ても、この不思議な体験について、解説することができます。
サピエンス全史によると、約7万年前から3万年前、新しい思考と意思の疎通が登場したことによって、ホモ・サピエンスは、他の動物とは違う思考回路を持つようになったと言われています。
これを認知革命と呼ぶのですが、この出来事こそ、大脳新皮質が発達した『自我』の目覚めです。
つまり、意識の誕生です。
第十の予言ではこう伝えています。
「高い運命を追求しようと魂が目覚めた時、私たちは同時に無意識という穏やかな平和を失った」
無意識(大脳旧皮質と脳幹部分)で動いていた時、私たちは、不安や恐怖を感じることはありませんでした。
でも、人間の脳は、意識(大脳新皮質)を発達させたことによって、不安や恐怖を感じるようになり、魂が転生するときに、無意識(大脳新皮質)に心の傷(カルマ)を刻み込み込んで転生し、その恐怖や不安を意識に投影し、精神的に成長できるように運命を作って生まれてくるのです。
でも、意識は、その恐怖や不安を直視することができません。
だから、無意識と意識の間には、クリティカルファクターが存在し、自分の中での統合をはたせないでいるのです。
私は、脳内で『大島鶴枝という意識(自我)』と無意識領域の『魂の私』が統合していきました。
それが、無意識によって起きた体のコントロールです。
意識の私が体を動かそうとするのですが、自分の意思では思うように動かせません。
お店に入ろうとしても、通り過ぎ、別のお店に入ったり、車を運転していても、自分の意思とは違う道を通る。
これは、『私という意識(自我)』が無意識の私によって、コントロールされている状態でした。
言葉もうまく話せなくなります。
自我である私がエゴのある言葉を言いそうになると、言葉が口から出ないのです。
そのことによって、自我である私という人格を、うちなる神がまるで教育してくれているような、そんな体験でした。
そして、いきなり、家を掃除し出します。
今思い出しても、よくわからない行動でした。
その頃の私は、仕事中毒だったので、1日でも仕事をしないと、自分はなまけている、ダメな人間だと思い込む思考の癖がありました。
でも、仕事をしようとしてもできないのです。
その代わり、家を断捨離し、雑巾であらゆるところをきれいに拭いて、整理し出すのです。
今振り返ると、あの時の家は、もので溢れていました。
水回りも水垢だらけ・・。
トイレも掃除するのは週1くらいがやっと・・・。
そんな無駄なものに囲まれた家が、ゴミ袋30袋分くらい捨てたことで、どんどんきれいになっていきます。
そして、最終的には、主人の部屋である和室だけが、もので溢れている別空間となったのです。
夫婦生活に終止符が打たれる
家がきれいになるだけではありません。
それまで、ゲームをすることに反対だった私が、クリスマスプレゼントにスイッチを即買いし、息子とゲームで盛り上がるようになるのです。
その時の私は、とにかく笑顔を耐えさない訓練をしているようでした。
頬が引き攣るくらい、大きな声でわらい、息子と今を楽しむ。
2人で盛り上がっているのを、娘が見て、少し様子を見ながら、娘も一緒に遊ぼうと誘うと、
子供たち2人とも、暗く部屋に閉じこもっていた姿を脱ぎ去り、一緒に遊んで笑う毎日がやってきたのです。
それを見て、主人は私に拒絶されたと思ったのでしょう。
他の部屋は、まるで別世界のようにきれいになったのに、主人の部屋だけは、物で溢れかえり、扉を開けると嫌な匂いがするのです。
その部屋に閉じこもり、主人は私たちと、会話するのをやめてしまいました。
そして、娘の誕生日12月19日に、マリノでお祝いをする席で、私たち3人をずっと拒絶し続けたのです。
娘に話しかけることもしない、笑顔も見せない。
ただ、冷たい空気を放ち、自分に話しかけないでオーラを出し、一緒にいるのに、私たちを拒絶する。
今思えば、主人の拒絶の傷はとても深い・・。
きっと、今まで私が彼に侮辱の傷によって、意思決定を促すことを、コントロールドラマで演じていたから、彼は自分が役に立つ人間だとそう感じることができ
家族の中に居場所があると感じていたのでしょう。
彼を頼らない私になったことで、彼は家庭の中での居場所を無くし、その上で、私たちを拒絶し、殻に閉じこもってしまったのです。
帰ってきてから、私は彼に伝えました。
「娘の誕生日に、なぜ、私たちを拒絶するの?」
彼は、顔を真っ赤にして、私に離婚を考えていると話しました。
その上で、自分が出ていく準備ができるまで、3ヶ月間、ここにいさせてほしいと言ったのです。
彼は、まだ3ヶ月もここにいて、私たちを拒絶するつもりだったのです。
その状況を想像するだけで、気分が悪くなり、胸が苦しくなるのを感じました。
頭の中に、まさか本当に離婚するの?私たち、あんなに仲が良かったのに、なぜ?と戸惑う自分がいて、
去っていく彼を引き止めようとしている『意識の自分』がいるのですが、私の『意識の自分』はもう、言葉のコントロールを失っていました。
そして、『無意識の私』が彼にこう、言います。
「3ヶ月もこの状態は耐えられない。明日すぐに荷物をまとめて、実家に帰って」
別居して2ヶ月で入ったあたらしい世界
次の日、主人は汚い部屋のものをほとんど捨てることなく、実家に帰って行きました。
主人は、常々、離婚して実家に帰った人の話をしては、『恥ずかしい』とその人たちをバカにする発言をしていました。
だからでしょう。同じように、40歳で実家暮らしを強いられることになったのです。
言霊の力はとても大きい。
自分が話しているエゴの発言は、何度もそれを話すことで、無意識領域にその事実を訴え続け、結局、自分もそうなるのです。
私は、ぽかんと空いた和室を見て、思いました。
掃除して、たくさんスペースが空いた・・・。引っ越した方がいいのか?
でも、リビングがとてもきれいになり、壁紙もおしゃれに張り替え、時計も買った。
主人がいなくなったことで、ものがなくなり、快適で心地よい空間がそこにはあったのです。
私は、アロマサロンをもう一度やろうと、その場所にカーペットを敷き、施術ベッドを置いて、新しく家で行える仕事を中心にやろうと決意します。
主人がいなくなった翌日は、息子も夕飯時に悲しそうに泣いていましたが、次の日には、子供たち2人が揃ってこう言ってくれました。
「お母さん、今が一番幸せだね!お父さん、いなくなって良かったね!」
その日の夕飯は、主人が食卓に並べると嫌がる『漬物』をたくさん買って、みんなで漬物パーティーをしました(笑)
これからは、カレーやシチューだけでも、文句は言われない。
前の日の残り物を食卓に出しても、嫌がられない。
トイレットペーパーを買い忘れても、文句は言われない。
ボティソープが詰め替えていなくても、怒られない。
出かける時間に間に合わないだけで、イライラされない。
車の運転中の暴言も、聞かなくて済む。
私は、主人がいない日常がこんなに平和で、幸せで溢れかえっていることに気がつき、いなくなってくれたことに心から感謝しました。
オンラインサロンに入る
2月に入り、生徒さんと伊勢神宮に行く約束をしていたので、新しい年の始まりということもあり、車で参拝に行った時のことです。
新しく目の前に広がる世界が、とても暖かく幸せなのだと話していくなか、なぜか、私は前から気になっていたオンラインサロンに入会しようと思っていると話し出すのです。
無意識が私をコントロールしていた時期は、もう終わっていましたが、それでも、不思議なことが続き、
私は、初めてオンラインサロンに入会します。
そこに広がっている世界は、私が想像する以上の素晴らしいものでした。
オンラインで様々な人が配信し、スターがいて、キラキラ輝く、優しくて温かい人たちがたくさん溢れていて。
初めは、本当に面食らってしまい、どうやって友達を作ろうか、1週間くらい、様子を見ていたのですが、
私は、もう波動が上がり、エゴ満載の私とは別人だったので、すぐにコメントやTwitterで交流し、溶け込むことができ、今はたくさんの新しい友達ができ、全く違う世界を体験しています。
『パワーかフォースか〜デビット・R・フォーキンズ著』によると、人間の意識レベルが上がると、パワーの領域となり、エネルギーが湧いてきます。
この時の私は、意識と無意識がやっと統合を経ただけで、意識レベルは今より、ずっと低い領域で、まだまだ、『エゴ』との戦いだったと思います。
でも、ありがたいことに、某オンラインサロンに入ってから、私は様々な経験と共に、エゴを手放すことができ、前よりもっと精神的に成長することができました。
人は、行動することで成長する。
人は人でしか成長できない。
私は、この1年、たくさんの人たちに囲まれ、試練を一つ一つ体験し、意識レベルをあげ、一気に幸せな環境へと変化していったのです。
もう、私を侮辱したり、コントロールしようとする人は、周りにいません。
時々、コントロールドラマを演じている人と絡むこともありますが、自分のモヤモヤを毎日、散歩して自分と会話することによって、
どうして、もやもやしたのか、毎回答えを導き出し、その上で、コントロールドラマを演じている人からスッと離れられるようになりました。
まだまだ、私も未熟で、勉強して、もっと精神的に成長していく必要がありますが、今後も、自分の機嫌は自分でとり、
自分を幸せにしてあげることで、周りの人に、幸せのお裾分けができる、そんな人になりたいとそう思っています。
この1年、私に出会ってくださった皆様、本当にありがとう。
皆様が私と関わることで、私はたくさんの経験を経て、幸せな環境を作り出すことができました。
だから、誓う。
私と関わってくださった人に、私は惜しみなく、学んだことをシェアし、お役に立てる人間になる。
これからも、たくさんの本を読み、自分なりに知識を得るとともに、成長していきたいと思っています。
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