短歌とか短歌とか²⁰
秋色のボタンみたいなピアスつけあなたは夏を、忘れたと言う
もう少し夏の終わりにいておきます。ごめん。秋は愛みたいで嫌。
だってほら空気がさみしそうだから私の水を少しあげたの
「山茶花」を読めるようになったならきっとあなたの朱を見せてね
秋だから紅葉だよねという君を早すぎですよと笑う長月
秋は短歌です。三十一文字が秋の奥深さですら内包します。
いいえ内包しなくてもいい。切り取っていても、少し重なっているだけでも、なんなら一つも交わっていなくてもいい。
言葉がもつ世界は想像以上に広くて、奥行きがあって、なんなら別の軸すら存在する。
いい季節が来ました。
ひんやりした朝の空気も、少し乾いた高い空も、永遠に続きそうな夜長も、どこを切り取っても美しい季節です。自由にうたっていいんです。
秋には一層、短歌を詠みたくなります。
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