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初めてブランドバッグを買った話 #こだわり消費インサイト

戦略コンサルタント・山口義宏さん(インサイトフォース株式会社代表取締役)のnoteを拝見しました。


その中で書かれていた下記がおもしろそうだったので、初noteとして取り組んでみます。

よかったらご自分でこだわり消費した商品・サービス体験を振り返り、購入きっかけ、購入プロセスでの期待/不安、比較検討ブランドの違いの気づきをTwitterやnoteで投稿共有しませか?

ハッシュタグ #こだわり消費インサイト をつけて。

上記では書いてないですが、こだわって消費した体験だけではダメで、自分の消費者としてのインサイトや、比較検討して気づいたブランドの違いを言語化しておくと、気付きと言語化のレベルはあがります。


ピーターがこだわり消費した商品

FURLAのバッグ

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購入日と思われる、2014年6月30日に撮影した写真が残っていました。黒い方がキャンディというバッグです。


購入のきっかけ

自分へのご褒美として、何か贅沢をしよう。

2014年の春に奨学金を一括返済しました。急かされたわけでも、返済のために極貧だったわけでもありませんが、とても達成感がありました。そして、貯金生活からの解放を記念して「何か贅沢をしよう」とひらめいたのです。

ご褒美・贅沢・記念というワードから、あれこれ考えてみました。海外旅行や高級旅館、豪華な外食などなど。その結果、体験したりサービスを受けるよりも、物理的に残せて、「念願の〇〇」という感覚が味わえるようなモノがいいなと思いました。

ただし、「高級すぎて普段は使えない」はNG。大事に使うつもりはありましたが、できれば「これは自分から自分へのご褒美です!!」という気持ちで持ち歩ける(見せびらかせる)ものにしよう。こんな感じで、少しずつ検討範囲を狭めていきました。

そう言えば、私には高校生くらいから「ブランドバッグへの憧れ」がありました。奨学金完済時には20代半ばに差し掛かっていたので、「そろそろブランドバッグの一つでも」のような気持ちも芽生えつつありました。


よし。

自分へのご褒美として、生まれて初めてブランドバッグを買うことにしよう!


比較検討ブランドとの違い

知見がさっぱりなかったので、まずはリサーチ

手始めに、オシャレに疎い私でも知っていたCHANELやDior、LOUIS VUITTONのオンラインショップにアクセスし、価格帯を探ってみました。その結果、自分の家賃の何倍もする高価なバッグばかり目に入り、撃沈からの意気消沈。


この価格帯は無理だ…


恐れ多くて使えないし、身の丈にあっていない。そもそも、奨学金を返したばかりなのでそこまでの資金が用意できない。無理をして買ったとしても、見た目が派手すぎる上にサイズは小さいし、実用性は皆無のように思えました。


では、きらびやかなセレブではなく、私と同世代の女性たちはどんなバッグを使っているんだろう? 


と、電車や街中でチェックし始めました。「どんなブランドがあるのか」に加えて「どんなバッグが人気か」も知りたかったのです。今なら、人気や流行など気にせず、自分が気に入ったものを買おうと思えるのですが。


気にかけて見るようになった結果、見かける度に「可愛いな」と思えるバッグに出会いました。ビニール素材で作られた、コロンとした形が愛らしいハンドバッグ。持っている人もよく見かけます。

「ビニール バッグ 人気」などと検索して、それがFURLAというブランドのキャンディバッグだと知りました。

早速オンラインショップを見てみると、ビビッドカラーからヘルシーな色まで揃っていて、サイズ展開も豊富。しかも、うちの家賃未満で買えるという奇跡。


FURLAのキャンディにしよう!


購入プロセスでの期待/不安

財力があって、ブランドバッグを買うことにも慣れていたら、ためらうことなく店舗に向かっていたかもしれませんが、24歳の私は違いました。

何しろ初めてのブランドモノ。デスクトップPC以来の高価なショッピング。そして何より、奨学金という名の借金を完済した記念に購入するご褒美♡ という条件を満たしているか否かを、慎重に検討する必要がありました。


まず、私が期待していたのは下記です。

・「贅沢をした」と思いたい

・「ご褒美」にしたい

・「記念」になるものにしたい

・「高級感」がほしい。でも、「恐れ多くて使えない」は行き過ぎ

・物理的に残したい

・持ち歩きたい。あわよくば見せびらかしたい

・念願の〇〇的な「特別感」や「ついに…!感」がほしい


そして、リサーチを経て出会ったFURLAのキャンディ。FURLAおよびキャンディというバッグが、上記条件に当てはまるのか検討しました。


・「贅沢をした」と思いたい

当時の私は、どんなに高く見積もっても1万円未満のバッグしか買ったことがなかったので、正規店での販売価格が3~5万円というキャンディバッグは十分に「贅沢」でした。


・「ご褒美」にしたい

街中で見かけて「かわいい! ほしい!」と思ったバッグなので、ゲットできたら完全にご褒美です。購入後もきっと、ずっと、私のテンションを上げ続けてくれるでしょう。可愛いは正義。


・「記念」になるものにしたい

FURLAどころか、ブランドバッグを買うこと自体初めての経験。デビューイベントなんて記念以外のなにものでもありません。


・「高級感」がほしい。でも、「恐れ多くて使えない」は行き過ぎ

先ほども書きましたが、3~5万円という価格帯は安過ぎず、恐れ多さもなくピッタリではないでしょうか。


・物理的に残したい

バッグなので残ります。


・持ち歩きたい。あわよくば見せびらかしたい

バッグなので持ち歩けます。私も街中の女性たちから、見せびらかされたようなものです。


・念願の〇〇的な「特別感」や「ついに…!感」がほしい

FURLAは決して「最高級」ではないかも知れませんが、無知な私が持つには立派すぎるブランドです。実際に街中で持っている女性たちを見て「いいな…」と、羨んでしまったくらい。そんなキャンディが購入できるかもと考えただけで、ついに…!感が込み上げます。

1927年設立の老舗ブランドですし、単なる特別感だけでなく商品への期待や信頼も高まります。


チリバツですな。


…と言いつつ、ビビりな私は「FURLA キャンディ 評判」というキーワードで検索をかけ、自分では気付いていない懸念点がないかも探していました。


そこで、以下のような意見に出会いました。どうやら、キャンディ最大の魅力である(と私が思っている)ビニール素材が、ネックにもなっていたようです。


・価格よりもチープに見える(「プールバッグみたい」というクチコミがツボでした)

・水に強いけれど、濡れたまま使い続けるとバッグの中身に色移りする可能性がある

・水濡れによる変色や、熱による変形などの心配がある


なるほど。いくらブランドバッグと言えど、万能ではありません。手入れもせず使い続ければ、使用感が出てくたびれていくようです。


でも、それってFURLAのキャンディに限った話ではないし、もっと言えばブランドバッグに限った話でもありません。嫌なら、手入れをすればいいし、そもそも買わなければいいだけのこと。

実際、キャンディも「やわらかい布で拭いてね」とか「防水スプレーをかけてね」と、よくある方法でお手入れができそうでした。確かに懸念事項ではありますが、購入を不安視したり諦めるほどのものではありませんでした。


こうして私は、FURLAのキャンディ購入へと至ります。


購入のために、いざ、銀座!

オンラインショップを眺めていた時は、ショッキングピンクやイエロー、オレンジなど、ビビッドカラーのキャンディを買おうと決めていました。


しかし、いざ、店舗へ足を運んでみると――一目で真っ黒なキャンディに心を奪われてしまったのです。


店舗に行ってよかったなと感じたことがもう1点。実際手に取ってみると、思っていたよりも収納力があって、長財布・化粧ポーチ・スマホ・定期入れ・ハンカチくらいであれば、余裕で入ると知りました。

色だけでなく、サイズも申し分なかったので、躊躇などせず即購入。お手入れ方法も教えていただき、保証書やアフターサービスに関する案内もありました。最初は緊張していましたが、接客がすごく丁寧で、気持ちよく店を後にしました。


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改めて見ても、やっぱり可愛い。


黒いキャンディ可愛い。


…え、ピンクのトートも可愛いですか?? 


ありがとうございます! 嬉しいです!


実はこちら、キャンディを買った時に見つけたトートで……可愛らしい色味だけど、通勤バッグにもできそうだなって思ったんですよね。たまたまセール中だったこともあり、ブランドバッグデビュー記念に両方とも購入しました。


これ以降、私はゆっくりと、でも着実にブランドモノに手を出すようになりました。バッグは、COACHやMICHAEL KORS・Tory Burch・DIESEL・GUCCI・JIMMY CHOOなども使っています。


2019年の春には、ちゃっかり二つ目のキャンディもゲットしました。

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こっちもかわいー! たまらん!!


そして、2021年3月現在

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黒いキャンディもトートも、スタメンバッグとして健在です!



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