見出し画像

海が割れる?西伊豆 堂ヶ島(旅の写真)2024年7月

静岡県西伊豆にある堂ヶ島へ家族と旅行しました。
堂ヶ島のトンボロをずっと前から見たかったんです。トンボロというのは干潮時に島との間に道ができる自然現象です。語源はラテン語とのこと。
それと、天窓洞も。天窓洞は、海岸の岩が波で削られてできた洞窟です。洞窟の中の天井が窓のように開いていて、そこから差し込む光が海水を青く照らすので「青の洞窟」とも呼ばれてます。天窓洞には、遊覧船に乗って入れるそうです。
そんな予備知識を蓄えつつ、期待でワクワクします!堂ヶ島は温泉地なので温泉旅館を予約しました。2泊3日の旅です。私、妻、息子、長女、次女の家族5人で、いざ、出発!


堂ヶ島に到着し、宿にチェックイン後、早速、トンボロを目指す。歩いてすぐのところにあった。
なんと!ラッキー!干潮で島との間に道ができてる!

堂ヶ島のトンボロ

これがトンボロか! しかも、海が青くてキレイ! しばらく立ち尽くす。しみじみ感慨に浸る。そんな私をよそに、妻子はどんどん先を歩いていく。手短に風景写真を撮り、真夏の炎天下の中、私は汗だくになりながら小走りで後を追う。

さぁ、トンボロを渡ろう!

堂ヶ島のトンボロ 渡るぞ!

海が割れるのね~♪ 道ができるのね~♪ の歌を思い出した。

思ってたよりも、道幅は広い。地面は砂ではなく、ほぼ石でおおわれていた。大きな石がゴロゴロしていて、かなり歩きにくい。島までは数百メートルの距離がある。娘の手を引きながら、慎重にゆっくり歩く。

ここの海の水は透き通ってる。シュノーケリングとカヌーがしたい。今回の旅では海には入らなかったけど。

石の間や波打ち際に、カニ、ヤドカリ、貝、フナムシなどの生き物がいる。子供たちが見つけては大はしゃぎだ。

トンボロを歩きながら景色を眺める。寄せる白波、青い海、遠くに霞む山々、晴天、すべてが眩しく、暑い。

トンボロを渡りきり、島に到着。小島であるが、間近で見ると大きい。
波の音を聞きながら、木陰で少し休憩した。

さらに先にも島が連なる

さて、引き返す。歩き方のコツがつかめてきたので、行きよりも帰りのほうが楽に感じた。初日から晴天で、しかも干潮でトンボロを歩けたので、とてもツイてる。

ちなみに潮が満ちてきてトンボロが海に沈むと・・・

この写真のこんな感じで、歩いて島に行くことはできなくなる。まさに自然の神秘。

続いて、天窓洞へ向かう。遊覧船の乗り場まで来ると、なんと!欠航!
高波で欠航とのこと。そんなに波が高くは見えないが・・・。
遊覧船には翌日、乗ることにした。代わりに、天窓洞を陸から見れるという遊歩道に行ってみた。

あった! 天窓洞

天窓洞

これが、波に削られてできた洞窟。地層が見える。波の音が響く。真夏の日差しが、洞窟に満ちた海水を照らす。

天窓洞 橙色のユリが咲く

上から見る天窓洞も必見だ。でもやっぱり船に乗って洞窟の中を見たい。

天窓洞への入り口

天窓洞への入り口も、別の場所から見た。打ち寄せる波。透き通った海水。緑でおおわれた岸壁。その先に口を開く洞窟。ボートがあれば行けそうなのに。


堂ヶ島のトンボロと天窓洞を見るのがこの旅の目的でしたが、現地の海の景色が予想を上回る素晴らしさで、風景写真をたくさん撮りました。

堂ヶ島のトンボロ

天窓洞の遊覧船は、結局、3日とも欠航で乗れませんでした。私は遊覧船が大好きなので少し残念でしたが、家族からのブーイングが・・・何とか受け止めました。トンボロの干潮時刻と、遊覧船の欠航には要注意です。
温泉は、海辺の露天風呂に家族と一緒に入りました。駿河湾の清々しい景色を眺めながらお湯に浸かり、フナムシ軍団と混浴という貴重な体験ができました。彼らは人類が生まれる前から地球にいるから。
食事も美味しくて、アワビ、タコの刺身、サザエの壺焼き、アサリの味噌汁、干物、地魚の寿司などの海の幸を堪能しました。

また一つ、楽しい思い出の旅になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?