海外ペットテック スタートアップニュースまとめ#5（犬のデンタルケアTEEF!）

海外のペットテック、ペットに関連するスタートアップやビジネストレンドのご紹介。早速いきましょう。

ドイツで犬の散歩1日2回を義務化する法律が2021年に施行予定（ほんとの話）

・来年ドイツで犬の散歩1日2回が義務化予定
・新しく施行されるDog Act（犬法？）「Hundeverordnung」
・飼い犬940万頭が対象
・鎖やリードで長い間つなぎとめておくことも禁止
・農業関連の大臣Julia Klöckner氏が科学的根拠に基づき発表
・飼い主やブリーダー等から異論噴出、論争を呼んでいる
・犬の散歩CtoCビジネス機会が増えそう？

Germans must walk their dogs twice a day, new law will say - Minister to introduce law next year to ensure nation’s 9.4 million dogs get enough exercise（参照：The Guardian）

犬を含むペットにとっての幸せな暮らし、Quality of Animal Life（＝QAL）とは何なのか、考えさせられますね。

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サステナブルD2CフードのスタートアップAlvar（フィンランド）

・フィンランドヘルシンキのドッグフードD2CスタートアップAlvarが$1M調達
・Alvarのミッションは"minimise the carbon pawprint of pets"（carbon footprintをpawprintに文字ってます。二酸化炭素排出を少なくしようというもの）
・今後はスウェーデンやドイツの主要都市へと展開予定、スケーラブルなEC強化
・これまでも"zero-emission"なフードを総計300,000食販売した実績
・顧客のフィードバックと"二酸化炭素排出量データ"に基づき商品改善

フィンランドは政府も2035年までの二酸化炭素排出ゼロを掲げてますね。SDGs-Techなプロダクト、今後もかなり増えそうですね。

Helsinki-based Alvar Pet raises €1 million to develop sustainable dog food and deliver it to your door（参照：tech.eu）

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犬向けデンタルケアTEEF!が「2020 Veterinary Innovation Summit Virtual Pitch Competition」で優勝

・2019年5月にロンチした犬向けデンタルケアのTEEF!
・Texas A&M College of Veterinary Medicine & Biomedical Sciences主催のピッチコンペで優勝（35社参加。ちなみに2位は獣医師と動物病院をつなぐマッチングプラットフォームROO、3位は遠隔診療で成長するKwikvet）
・TEEF!はパウダーを飲料に混ぜるタイプの商品
・特許取得済みのプレバイオティクス"Protektin42"が商品力のコア
・2021年には猫向けにも展開予定

TEEF! Wins First Place in 2020 Veterinary Innovation Summit Virtual Pitch Competition（参照：PetProductNews）

個人的にはコンペで2位だったROOのビジネスの方が気になっています。短期的な人員不足を解消したい動物病院と、空いている時間で働きたい獣医師（フリーランス）のオンデマンドでのマッチング。アメリカでどの程度ビジネスとして成立していくか、今後も注目です。