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海外ペットテック スタートアップニュースまとめ#10(D2CペットフードEdgard & Cooper)

海外のペットテック、ペットに関連するスタートアップやビジネストレンド等々に関する最近のニュースをまとめてご紹介していくシリーズ。早速見ていきましょう。

ベルギーのD2CペットフードEdgard&CooperがシリーズBで$26M調達

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・Edgard & Cooperは本拠地はベルギー、すでにEU内の13か国でfresh pet foodを展開している
・今回のシリーズBで調達した$26M(€22M)で展開地域のさらなる拡大、ブランディング強化を行う
・商品のキーワードは「healthy」と「sustainable」
・特にサステナビリィは経営の中心にあり、2025年までに二酸化炭素排出ゼロを目指す(そのステイトメントはこちら「zero pawprint plan」)

「the world’s most sustainable pet company」をミッションに掲げている彼の3つの柱は以下とのこと。D2Cブランドのサステナビリィ訴求は本当に急増しています。

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Petcoがペットの健康に関するサブスクリプションサービス「Vital Care」を開始

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・Petcoはペットに関する最大手リテールの1社
・現在はVetcoと連携して合計100の動物病院も展開している
・今回発表したのは犬向けの毎月$19のサブスクリプションプラン「Vital care」で、サービス内容は回数無制限の「歯磨き・爪切り・健康診断」
・最低契約は1年なので、費用は年間$228
・このサービスをつかうごとに、Petcoが提供している商品の割引が適用されるなど、Petcoの総合力を生かしたサービス

北米ではWalmartもペット事業に積極的で動物病院の経営も行っています。ペットビジネスのイノベーションの担い手の一翼は小売産業というトレンドが垣間見られますね。

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ドイツ拠点の大手香料メーカーのSymriseがペット向け商品開発を開始

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・Symriseは香料や化粧品成分を含む化学品メーカーの大手
・今後はペット向けのシャンプーや臭い消しスプレーにも商品を拡張
・着目しているキーワードは「Pet Humanization」(要はペットの生活も人間と同様のものになっていくという概念)

嗅覚が人間の何倍も鋭いペットにストレスを与えないという暮らしは、家族であるペットの生活にとって大切な観点ですね。人間向けのフレグランスでもPet-Friendlyな商品は今後増えていきそう。今回参考にした記事のタイトル「ペットケアのHumanizationがイノベーションを加速させる」の通り、人向けのサービスをペットに応用していく流れは今後より一層見られそうですね。


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