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海外ペットテック スタートアップ カオスマップ解説#3(Purina版)

以前にPurinaが発表した「2020 Pet Care Startup Opportunity Map」。これを基に何回かに分けて海外のペットテック 、ペットxスタートアップについて紹介している途中でしたので続けてみます。

ペット カオスマップ

前回までに紹介した1回目と2回目の記事は以下です。

彼らのマップには、3つのメインカテゴリー(Nutrition+、Collaborative Pet Care & Health、Digital Transformation of Pet Life)、23のサブカテゴリー、100超のスタートアップが掲載されています。

今回は、メインカテゴリー「Digital Transformation of Pet Life」の中から3社を紹介します。いずれも愛犬向けのゲーム&トレーニングデバイスです。カテゴリーを題している「DX」かどうかは疑問ですが、みていきましょう。

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CleverPet - 遠隔トレーニングゲーム

ペットスタートアップ CleverPet

CleverPetは遠隔でも飼い主がペットと遊ぶことができるゲーム。画像にあるように点滅するランプが本体に設置されており、そのライトの点滅に合わせて、ペットが反応できればご褒美(フードなど)が出てくるという仕組み。ゲームの難易度が何種類かあるようで、その達成、習熟に応じて、難易度が「0〜11」へ高まっていく設計のよう。科学に基づいたデザインでありScience+Gameであることが強調されています。

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Pawiz (Bautiful) - 遠隔トレーニングゲーム

ペットスタートアップ Pawiz

これも遊び方はCleverPet含め他の商品と似てます。Pawizのデバイスには3つのライト付きボタンがあり、それらを使った20以上の組み合わせで、愛犬と遊ぶことができる。ゲームは簡単なものから始まり、レベルが上がるごとに難易度が上がるというもの。
・レベル1:トレーニングタイム:すべてのライトが点灯している。ワンタッチでご褒美がもらえる。Good Job!
・レベル2:コンボ:ライトが3つ点灯し、3回タッチするとご褒美がもらる。Great Job!
・レベル3:Wait and win: 1つのライトと1つのタッチ、これを3回繰り返す。Complete!
という感じ。マップにはブランドネームがBautifulとありますが既にそのブランドはなくなりピボットした様子。

PupPod - 遠隔トレーニングゲーム

ペットスタートアップ PupPod

以下がPupPodの特徴。これも同様に飼い主が遠隔でも愛犬とゲーム&トレーニングをすることができる商品。

・Puzzle Toy:上の画像にある「Puzzle Toy」を正しいタイミングでタッチすることでご褒美のフードを得ることができる。犬が学習するにつれてゲームは難しくなっていく。タッチする条件は、音、ライト、その他の設定から選べる。光を合図にすることは、耳の聞こえない犬や音に敏感な犬には特に有効とのこと。おもちゃとフィーダーとの関係を覚えた犬が、おもちゃを口にしてしまうという話はほとんど聞かないという。
・フィーダー
フィーダーは、犬が正しいタイミングで「Puzzle Toy」と触れ合うと、カリカリのご褒美を投げてくれる。フィーダーは約0.5秒以内に正しいインタラクションを感知する。ユーザーはクリッカーのトレーニングを強化するためにクリッカー音を選択することができる。外出時には、フィーダー内蔵のカメラで撮影したビデオをモバイルアプリにストリーミングできる。フィーダーには、約2カップ分のドライフードが入る。
・PupPodモバイルアプリ
PupPodモバイルアプリを使用して、どこからでもゲームの開始、停止、制御を行うことができる。フィーダーに内蔵されたビデオカメラでライブ映像を配信するので、外出先からでも子犬を見守ることができ「そばにいてあげる」ことができる。リモートでゲームの難易度を決めることができる。音による合図など、さまざまな感覚を刺激するオプションが用意されているので、子犬に実験、学習、成長のためのツールを与えることができる。複数の犬を飼っている場合は、それぞれの犬のプロフィールを作成することができ、システムはそれぞれの犬の進捗状況を記憶し、達成度を記録し、それぞれの犬が去ったところからゲームを再開する。

という感じです。今回はどれも遠隔ゲームで似てましたね。次からも数社ずつ紹介していきます。

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