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PitchBookが紹介するペットテック スタートアップ18社(2/5)D2Cフード

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National Dog Day(8月26日)にあわせてPitchBookがペットテックスタートアップとして6領域18社を列挙していたので、5回に分けて簡単に紹介していきます(の2回目)。1回目はこちら。早速いきましょう。

- 領域③Good Dog -

The Farmer’s Dog / D2Cサブスクリプションフードで最も名前があがるスタートアップ

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・創業年:2014年
・本拠地:アメリカ ニューヨーク
・直近の資金調達:$39M(2018年)

日本でもペット向けD2Cフードのスタートアップ増えていますが、おそらく検討している人で最初にケーススタディしてみようとなるのはここかと。VCから数十億単位での資金調達もインパクトがあり、よくペットテックで引き合いに出されてますね。Human-Gradeフードとよく呼ばれますが、人間でも食べられる(ぐらいの)健康的なフード、ということです。

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Wild Earth / Shark Tank(海外版マネーの虎)でも出資を獲得したバイオテック・サステナブルD2Cフード

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・創業年:2017年
・本拠地:アメリカ カリフォルニア
・直近の資金調達:$11M(2019年)

海外版マネーの虎Shark TankでMark Cubanから$550Kの出資を獲得したことで有名ですね。「eco-friendly alternative protein dog food」という枕詞もある通り、D2C分野の中では「サステナブル」という世界観が醸成されている印象です。

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下にリンクを掲載したTECHBLITZによくまとまった記事があるので興味ある方はご参考まで。(>>Wild Earthは科学者、起業家、アクセラレーター、バイオハッカーとしてバイオサイエンス分野で数々の実績を持つRon Shigeta博士とRyan Bethencourt博士達による、細胞農業技術を用いたペットフードメーカーだ。ステーキの約2倍のタンパク質を含む同社のペットフードが温室効果ガス削減にまでつながるという。今回はCo-founder & CSOのRon Shigeta氏に話を聞いた。)

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Butternut Box / 元ゴールドマンサックスの2人が共同創業したD2Cフード

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・創業年:2016年
・本拠地:イギリス ロンドン
・直近の資金調達:$26.06M(2020年)

筆者はイギリスに住んでいたことがありますが、イギリスはアメリカと同様かなり犬好きが多い国です。そんなイギリスはロンドンから生まれて急成長を遂げているスタートアップ。今年、Consumer-FocusedなPEのL Cattertonがリードで£20M(シリーズC)調達したことが話題になっていました。共同創業者の2人、KevinとDavidはゴールドマンサックス出身です。

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彼らのウェブやSNSや、はたまた個人のSNSを見るとわかるのですが、デザインにとてもこだわっていてブランディング、世界観づくりが秀でている印象。めっちゃかわいい。D2Cでデザイナーの力量はとても大切ですね。

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