「影響の輪」と「関心の輪」
ここでは「影響の輪」と「関心の輪」という2つの輪について学びます。
下のモデル図をご覧ください。
まず内側の輪が「影響の輪」と呼ばれる、あなたがコントロールできるものが入る輪です。外側の輪が「関心の輪」と呼ばれる、あなたがコントロールできないものが入る輪です。
自分でコントロールできないことばかりを心配してほとんどの時間を過ごしたら、ますますどうしようもない気分になります。
自分でコントロールできることに目を向けると、実際どうにかすることができるし、心も穏やかになります。
反応的な人は、ネガティブなエネルギーを発生させ、影響の及ぼすことのできる事柄をおろそかにするので、影響の輪は次第に小さくなります。
影響できることが減ってしまうと、他人の欠点や周りの環境などばかりが気になり、関心の輪が大きくなっていきます。
主体的な人は、努力と時間を影響の輪に向け、自らが影響できる事柄を集中して行おうとします。影響の輪に集中すればするほど、自分が行ったことが回りに影響を与えるので、関心の輪が小さくなり、影響の輪が大きくなっていきます。
つまり、影響の輪にエネルギーを集中できる人こそが、主体性を高めることができるのです。