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馬と犬に触れていて思うこと

KANAEです。
今日も一日お疲れ様です!
投稿がだいぶ久しぶりになってしまいました💦

朝晩はやっと涼しくなってきましたね。。。
7月、8月はボランティア先の保護犬2頭の
お世話に週4日は行って切磋琢磨でした。
何せ、彼ら2頭は生後数ヶ月の時に、乗馬
クラブの入り口に捨てられていて、、
ずっと、乗馬クラブ内で生きてきています。
昼間は外で過ごし、寝る時は厩舎内で過ごすのです。

森の中なのに、地球の温暖化で最近は、冬はそこまで寒くはないのに、
夏はここ数年前から危険な暑さなため、昼間の彼らのケアが大変でした。。。
保冷剤を数時間ごとに交換し、バッテリータイプの扇風機や、業務用扇風機を
あてて涼をとらせてなんとか今年の夏も乗り切りました。
正直、、、シロは乗り切れるか不安でした。

動物ってすごいな。。。って本当に思います。
娯楽施設なので、人間がサポートしている部分もありますが、、、
でも、環境に適応していくのです。
人間もそうですが、動物も苦に立ち向かう強さを持っているものなんですよね

実は、2頭ともシニア(推定14歳)になっているため、うちでお世話出来る
日があってもいいかなと思い、数ヶ月前に私の車の後部座席🚗に載せてみようと試みたことがあったのですが、、
シロは奇声を大声で発したのでこれは無理だ、、、と諦めました。

シロ
特別な想いを寄せていた
倶楽部の馬のライ君は
最近お空へ🌈


乗馬倶楽部は、14年前から乗馬レッスンで通っていたのですが、
我が家のジャックラッセルテリア2匹が病気になってからは、それどころではなく
当初営業の仕事と、動物病院への通院や介護でいっぱいいっぱいでした。

そんな中でも、乗馬倶楽部の保護犬2頭の散歩も、週に一度は行っていたので馬たちに
触れ合う機会も楽しみはありました。

馬や犬には、ホースセラピー、ドッグセラピー
という心理療法がありますよね。

ちょっとここで、この二つについて記載します。

◎ホースセラピー
    (エクウストリアンセラピー)
◎ドッグセラピー
    (アニマルアシステッドセラピー)

この二つは、心理療法の一環として動物を介在させる治療法と言われています。


どちらも人の感情や精神状態にポジティブな影響を与えることが証明されていて、
精神的な問題や障害を持つ人々の治療に用いられていますが、それぞれに異なる
特徴や効果があります。

◎ホースセラピー
    (エクウストリアンセラピー)



ホースセラピーは、馬を介した治療法で、特に以下のような心理的効果が期待
されています。

①感情の調整と自己認識の向上

馬は人の感情に敏感であり、不安や緊張を感じ取る能力があります。
患者は馬との触れ合いを通じて、自分の感情状態を理解し、調整することを学びます。

例えば、不安を感じている時、馬がそれに
反応して不安定になることで、自分の感情に
気づくきっかけを得ることがあります。

②自尊心と自己効力感の向上

馬の世話や騎乗を通じて、自分が他者(馬)に対してポジティブな影響を与えることが
できるという自己効力感が高まります。

また、馬を制御する経験が自尊心を高め、
自己肯定感の向上に繋がります。

③人間関係のスキル向上

馬との信頼関係を築くことで、対人関係の
スキルを向上させることができます。
馬は言葉を使わずに人との関係を築くため、非言語コミュニケーションの向上や
他者との絆を深める訓練にもなります。

ドッグセラピー
    (アニマルアシステッドセラピー)



ドッグセラピーは、犬を介して行われる治療法で、特に心理療法の補助として広く用いられています。
以下のような効果が期待されます。


①ストレスと不安の軽減

犬と触れ合うことによって、オキシトシンという「愛情ホルモン」が分泌され、
リラックス効果が得られます。

これにより、ストレスや不安感が軽減し、心を落ち着ける効果があります。

例えば、PTSDを持つ人々が犬との接触を
通じて不安を緩和するケースがあります。


③社交性の向上

犬は、他者との接触を促進するきっかけとなり、孤立感を抱える人々に対して
社交性を高める手助けをします。

自閉症スペクトラムやうつ病の患者さんが、犬を介して他人との対話や交流の
ハードルを下げることがあります。

④自己管理能力の向上

犬の世話をする過程で、人は責任感を学び、自己管理スキルが向上します。

例えば、犬の散歩や食事の世話を通じて、
規則正しい生活習慣を持つきっかけになることがあります。


【心理療法における共通の効果】


どちらのセラピーにも共通する点として、共感と安心感の提供が挙げられます。

動物は無条件の愛情を示す存在であり、人は安心感を得やすく、心理的な安全基地として機能します。

動物との関係は、人が自己表現をしやすくし、深い感情を探る助けになります。

また、非言語的なコミュニケーションを通じて、自分の感情や他者への共感力を高めることも可能です。

このように、ホースセラピーとドッグセラピーは、それぞれの動物の特性を活かし、心理的・感情的なサポートを提供する心理療法として重要な役割を果たしています。

我が家の2匹と暮らし始めた時から、乗馬倶楽部のスタッフさんたちは、だいたいの方が犬(しかも保護犬)を飼っていらして、病気やシニアで介護に追われる実情も常々聞いていました。

2匹が亡くなってから、在宅作業と倶楽部の
2匹のお世話でいっぱいいっぱいなため、
馬にはあまり乗らなくなりましたが、倶楽部に行き、レッスン風景を見ていたり、
馬房にいる馬たちに話しかけるだけで、とても
救われていますし、同じ思いをした先輩たちが周りにたくさんいたことで
私自身のペットロスケアになっているのだと
思うのです。

将来必ずやってくる、愛犬との別れに対しての『覚悟』を知ることで、今を楽しく愛犬と暮らしている間に飼い主としての心のあり方や向き合い方、大切にすべきことがわかっていきました。

倶楽部に出入りしていて、馬も何頭も怪我や病気で見送りましたが、、
必ずお別れがきます。
なんだか存在感があり過ぎます。

でも犬猫と違い、馬は体重が500キロもあるため、火葬には高額な費用がかかるんですよね。。。
それなのに、人の手では運べないから、重機で持ち上げて馬房から運び出す光景を見た時は、切なくて心が苦しくなります。

馬主(ご自分の馬を所有していて乗馬クラブに預けている方)さんの意向に
よりますが、馬をペットとして深い絆を築いていた方は、セレモニーをしっかり
希望される方もいらっしゃるようです。

それ以外では、一般的に行われる
レンダリングという弔いの方法があります。

この続きは、またの機会にしますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました☘️

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