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九月

   嫉妬の目は緑色だ ―― P. B. シェリー

瓶詰めの猫

という思考は

少女の哲学である



引き出しをあけると

誰もいない秋の海

の音がした



  Oh! Cat

  砂のお城を襲撃しませう



昼下がりの書斎で

緑の猫が栞をなめる



ぼくの書物が皆燃える・・・



手品師の公式見解

のような

秋は抒情の季節です




〈Jealousy's eyes are green〉
”Oedipus Tyrannus or Swellfoot The Tyrant” by Percy Bysshe Shelley

ところで嫉妬の目はなぜ緑色なのでしょうか?
そしてそれが猫と何の関係があるのでしょうか?
詳しくは【映画の中の詩】『誘拐魔』(1947)に→


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