【映画の中の詩】『高慢と偏見』(1940)
『高慢と偏見』。何度も映画化されているジェイン・オースティン原作のこれは1940年版。
主演は『チップス先生さようなら』のグリア・ガースン。ローレンス・オリヴィエ。
財産のある男性と結婚する以外に女性が社会的地位を得る術がなかった頃の話であることを頭に入れておけば、題名のいかめしさとは違って笑いもありの楽しい映画です。
劇中で歌われるのは『Afton Water』。歌詞はスコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズ。
バーンズは多くのスコットランド民謡を収集し、「蛍の光」「麦畑(故郷の空)」等新たな歌詞をつけて広めました。
参考リンク:
『バーンズ全訳詩集 第二部』中村為治 訳https://dl.ndl.go.jp/pid/1669131/1/15
『農民詩人Robert Burns作品選集及遺跡巡歴』伊津野直 著
グリア・ガースンの初出演映画『チップス先生さようなら』