知っておきたい!高校の金融教育って何学ぶの?
2022年度から実施される「高等学校学習指導要領」で高校の金融教育が必修化
なぜ必修化される?
それは金融教育が「生きる力」として重要だからです。インターネットの登場以降、社会の変化は以前と比べて激しくなりました。
この「生きる力」の一つとして、生きるために必要不可欠なお金をきちんと理解しておくのが重要だということで2022年から金融教育が必修化されました。
パーソナルファイナンスという言葉を知っていますか?
日本FP協会のパーソナルファイナンステキストには、以下のように記載されています。
日本では、パーソナルファイナンス教育という言葉はあまり馴染みがありません。
なぜ馴染みがないか、それは個人が金融のことをあまり考えずに過ごすことができたからです。日本は第2次大戦後、金融が自由化されておらず、経済も右肩上がりでした。その時代は個人が金融のことをあまり考えずに過ごすことが出来ました。例えば、この時代は銀行や郵便局にお金を入れておくだけでお金がどんどん増えました。しかし、皆さん自分の通帳を見てみてください。今、お金を預けて通帳からお金が増えてますか?ほとんど増えていないと思います。数十年前までは世界第2位の経済大国で経済成長を続けていた頃と比べて、今の日本経済の状況は大きく異なります。
だからこそ、個人がパーソナルファイナンスの知識を持って対処していく必要があります。
金融教育の必修化は、まさにパーソナルファイナンスを学ぶための施策なのです。
何を学ぶのか?
金融庁は、全7章からなる高校向けの「金融経済教育指導教材」を発表しています。
以下が、本講座の目的として書かれたものです。
第1章「家計管理とライフプランニング」
第2章「使う」
第3章「備える」
第4章「貯める増やす」
第5章「借りる」
第6章「金融トラブル」
第7章 まとめ
全7章はこのようになっています。どの内容も高校生だけでなく、大人も学びたい・学ぶべき内容となっています。
教材は、金融庁のページからダウンロードすることができます。
あとがき
日本が世界有数の経済大国と呼ばれて久しいですが、生活はどんどん苦しくなり、今では考えられない経済停滞( 衰退 ? )しています。
バブル崩壊後の「失われた20年」もそろそろ30年に差し掛かろうとしていますね。
私は生まれてこの方、失われた時代を生きているみたいです(笑)
私は、大学・大学院と経済や金融などを学んできていますが、政府も日銀も出口の見えない戦いをしているのではないでしょうか?
そういう今だからこそ、パーソナルファイナンス教育こそが今の日本国民に一番必要なことだと私は思っています。
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