軸をブラさない
ペルソナの下司です。
転職活動を始めるきっかけは様々です。
結婚や転居というイベントがきっかけの場合もあれば、人間関係に悩んで、待遇面に不満がある、など日常的な「不」がきっかけの場合もあります。
「辞めたい」だけで転職活動を進めるのはとても危険で、それについては以前書いた記事『転職は"魔法の切り札"ではない』をご参照ください。
モヤモヤを科学してみる
自分としっかり向き合って、自分のモヤモヤを言語化する時に、是非知っていて欲しい理論があります。
こちらは有名な「マズローの欲求5段階説」と「ハーズバーグの二要因論」をまとめた図です。
人間の欲求はこの三角形でいうと上へ上へと進んでいきます。
右側に置いたハーズバーグの理論を詳しく説明したのがこちらです。
実は「不満足」と感じている要因が解消されても、「満足」するわけじゃない、ということを図で示しています。
冒頭に例に挙げたような「人間関係」や「待遇面」というのは、二要因でいうと「衛生要因」と呼ばれ、これが満たされても「不満足」ではなくなるだけで、「満足」するわけじゃないんです。
では、何がどうなったら「満足」するのかというと、これは「仕事での達成感」「承認」「仕事そのもの」など、「動機付け要因」と呼ばれるものが満たされないといけないのです。
よくあるケースで考えてみる
実際に転職活動をしている中で起こりがちなことですが、最初は「業務内容」「承認欲求が満たされるミッションかどうか」といった「動機付け要因」を理由として転職活動を始めるのですが、様々な求人を見たり、応募しているうちに、「給与条件が良い」「リモートワークが使いやすい」といった「衛生要因」を理由に選択をし始める方は少なくありません。
みんながみんなとは言いませんが、そもそもの転職理由が解消されないまま転職をしても、結局早い段階で「やっぱり違った」となることが多いのも事実です。
もう一つ、「給与が安い」を理由に転職をスタートする時の注意点。もちろん生活もあるので、その理由で転職を検討すること自体はおかしいことではありません。でも、気をつけたいのは、給与が「やりがい」になるのは最初だけ。最初はこんなにもらえてうれしい!と思うのですが、人は段々慣れてくる生き物なので、いつしかその金額は当然のものになり、それだけでは「やりがい」を感じることは無くなります。
給与など「衛生要因」に不満を感じた時は、「動機付け要因」について現状はどうなのかもきちんと検討した方が、後悔しない選択に繋がると思います。
軸をブラさない為に
自分と向き合う作業は、なかなか難しいものです。
人に話すことで言語化していくというのはとても有効な手段です。
相談相手として転職エージェントを想起して下さる方は沢山いらっしゃると思います。
しかし、『「とりあえず応募しましょう」と言われたら』にもあるように、とりあえずの応募を促すエージェントは少なくありません。でもその先にはあまり幸せなことは待ち受けておらず、やっぱり軸をある程度定めてから動いてほしいと思うのです。
私たちペルソナは、そんなお悩みにも誠実に向き合って、最良の選択肢を提供できるように努めます。まずはお気軽にご相談ください!
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