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転職は"魔法の切り札"ではない

ペルソナの下司(げし)です。

もうかれこれ10年近く人材紹介のコンサルタントを経験しているので、数えきれないくらい沢山の方の転職をサポートしてきました。
特に、前職は大手の登録型エージェントだったので、なんとなく転職を考えたタイミングで登録される方も多く、転職そのものをどうしようかという観点で相談いただく機会も沢山ありました。

あなたの転職理由は何ですか?

転職を考えるようになるきっかけは様々です。
リストラなど会社の業績に伴うものや、パートナーの転勤等の理由で物理的に通えなくなるなど、外的要因でやむを得ないこともありますが、仕事なんてしんどいことの連続なので、些細なことが積もり積もって逃げ出したくなって、転職を考えることもあると思います。
また、30代中盤までの方だと「キャリアアップをしたい」という表現をされる方も多いです。45歳以降の方だと「早期退職制度を使うことにした」という方も多いですね。

この『キャリアアップ』というのがクセモノで、一見ポジティブに聞こえるビッグワードです。でも、それって千差万別、十人十色。
何がどうなると、自分にとって『キャリアアップ』になるのか、その『キャリアアップ』は今いる会社では成し得ないのか。曖昧なまま転職活動に突入する方も少なくありませんが、ここが明確になっていないと、会社選びの基準を設けることが出来ないので、面談において一緒に抽象度を下げていく作業をしていきます。
「早期退職制度を使うことにした」にも近いものがあって、『早期退職制度』を使ってまで成し得たいものは何かということと、しっかり向き合っておく必要があります。
いわゆる「言語化」の作業ですね。
自分一人で難しければ、私たちのような転職エージェントやキャリアコンサルタントにご相談いただいたり、本を読んで近い考え方に触れてみるのも良いと思います。
これがそのまま「転職軸」となる訳です。

【参考】私自身の転職活動で言語化を助けてくれた2冊の本を紹介します。

私の理想とする働き方であるリモートワークについて様々な切り口で記載があり、これからのマネジメントでは絶対に必要になるであろうコーチングスキルを身に着けようと決意させてくれた本です。


まさに私のやりたいことを既に実行している方がいた!
というわけで、この本を読んで、私は柴乃ママにオンライン面談もしていただきました。尊敬してやまない憧れの人。

「底打ち」をしてから始めよう

もう一つ、時間的な猶予のある転職活動なのであれば、精神的な面で「底打ちをしてから」始めてください。精神的にネガティブになっている時の選択は、「辞められたらそれでいい」になってしまう傾向があります。先の見通しを立てることで気持ちを落ち着かせて、少しでも冷静に選択できる状態を整えていただきたいですし、私たちに話すことでそうなる方も沢山いらっしゃいます。

これらは内定を勝ち取る為ではなく、転職した後の自身の為に、とても重要なことなんです。
転職活動のゴールは『内定』ではありません。入社した後に、どういられるかが大切です。転職理由が解消されて、心身ともに健康に前向きに働けるようにあってほしいと切に願います。

転職は「魔法の切り札」ではない

多くの方の転職を支援してきて思うことは、転職は「魔法の切り札ではない」ということです。転職をしたら、マイナスが勝手に全てプラスに好転することなんて決してありません。

転職活動を始めるにあたって、いかに思考を整理しておくか。自分の転職軸を把握し、選択をする時に照らし合わせる。
慣れた環境ではないところで成果を出すのですから、今まで以上に能動的に主体的に動く必要が出てきます。そのエネルギーを生み出せる環境か、しっかり見定めないと元の木阿弥です。
転職の機会をどう生かすかは、転職活動を始める時こそが肝心です!

ペルソナ 下司

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そのお悩み、下司が解決します!

・なんとなく転職について考え始めたばかり方
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・どのような選択肢があるのか、最近の転職マーケットや求人動向について、まずは情報取集・業界研究を始めた方

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