【マネジャーインタビュー】グループIT本部 セキュアアクセスインフラ部 アイデンティファイインフラ室 兒玉 大
Q1：自己紹介をお願いします。
私は、小売業、エンタメ業などユーザー企業の情シス部門でITインフラ領域の企画から運用までを長く経験してきました。しかし、前職では一通りのことをやりきった感と、その会社での今後の自分のキャリアの限界が見えてしまい行き詰っていました。そんな中でパーソルに出会い、そのビジョンだけでなく年齢に関係なく活躍できる社風に共感して、2019年にパーソルに入社しました。
パーソル入社時は、グループIT本部の規模が急拡大しているときで、その人数の多さにびっくりしました（笑）。しかし実情としては、テンプスタッフとインテリジェンスの統合後の課題がまだまだ山積だったので、私の経験の長い認証認可領域（Active Directory, Azure Active Directory等）を中心に、新たな制度設計や中長期でのシステム環境の最適化計画などで企画立案からプロジェクトマネジメントといった中心的な役割を担当してきました。
Q2：担当組織ではどのような業務に取り組んでいますか？
私のいるアイデンティファイインフラ室（以下、当室）は、認証認可領域（Active Directory, Azure Active Directory）というニッチなサービスの運営を担当しています。
グループIT本部では、グループ全体のクラウドシフトとゼロトラストアーキテクチャの導入を推進しています。その中でも、例えば、IDがシステムによって分かれていたりするとパスワード管理が面倒だったり、セキュリティの観点から社内と社外では利用可能な業務システムが異なっているなど、まだまだ社内のITサービスは不便なことが多いです。ですので、当室ではそれら不便さを解消しつつ、どんな場所からでも同じセキュリティレベルを提供できる新しい認証認可サービスへシフトすることで、パーソルの皆さんが安心して自分らしく働ける仕組みを提供することを目指しています。
認証認可領域だけで室が独立している会社は珍しいかもしれませんが、パーソルグループ数万人に対してセキュアな認証認可サービスを提供し、かつ、各グループ会社のニーズにも可能な限り応えようとすることを考えると、十分に室として成立する業務ボリュームです。ただ、昨年2021年10月に組織された新しい室なので、社員は私を含めてまだ5名しかいません。やることは盛りだくさんですので、もっともっと仲間を増やしたいです。
Q3：マネジメントする上で大切にしていることを教えてください。
組織のビジョンやミッションに対して、メンバーそれぞれがどうやったら同じ方向を向けるかを重視しています。様々な経験をしてきたメンバーが集まっていますので、それぞれの思いや価値観があるはずです。それらの細部は異なっていても、目線が合っていなければビジョンやミッションは達成できません。ですので、それらを具体的にイメージできるよう言語化して定着させることを意識しています。また、業務における主役は室長ではなく個々の室メンバーだと思っていますので、メンバーが主体的に業務に取り組めるとともに、業務がメンバーのキャリアアップに繋がるようコーチングを意識し、また担当してもらう業務配分にも気を配っています。
Q4：フレックス×フルリモート環境でのマネジメントで工夫していることはありますか？
当室を立上げ以降、すべてのメンバーがリモートワーク中心です。直接顔を合わせたことは数回しかありません（笑）。したがって、メンバー全員と定期的な1on1を行うなどメンバーと会話する機会をできるだけ多く作り、一人で悩んだりしないようケアしています。特にリモートワークになって雑談の大切さを改めて感じていまして、ビデオ会議でもできるだけ業務の話だけにならないよう意識しています（雑談し過ぎて本題がおろそかになることも（笑））。また、リモートワークで顔を合わせることがなく、またフレックスですから、いつ誰が勤務しているのかお互いに把握しにくい状況です。ですので、勤務開始時と終了時に専用のチャットに一言投稿してもらうことで、業務影響が出ないよう工夫しています。
いまのメンバーはみな自律性が高く、また少人数のためリモートワーク中心で業務が成立していますが、今後、メンバー数が増えてくると、また状況は変わってくるかもしれません。
Q5：これからこの組織でどんなことを実現していきたいですか？
当室で、今後実現したいことは大きく２つあります。
一つ目は、認証認可サービスをよりセキュアで、かつ、より便利にしていくことで、パーソルの従業員がより事業や業務に集中でき、認証認可領域の観点からパーソルの従業員それぞれが考える「はたらいて、笑おう。」の実現を支援することです。セキュリティと利便性は相反するものですが、両者の良いとこ取りを目指していきます。この実現のためには、パーソルの社内ITにおける業務の役割を見直したり、システム面を抜本的に改善したりとやることは盛りだくさんです。難しい取り組みですが、それだけやりがいもあります。
二つ目は、これは私個人としての思いがまだまだ強いのですが、パーソルで実現したITによる新しい働き方や環境をモデルケースとして世の中に提案できるまでに昇華させたいです。パーソルが総合人材サービスグループだからこそ、我々IT部門でできることがあると思います。ですので、我々の目指すITサービスがパーソルグループ内に浸透していけば、徐々に共感する仲間を増やしていけるかなと思っています。
Q6：入社をご検討いただいている方にメッセージをお願いします。
私の今までの経験では、専門的な認証認可領域の業務はニッチな分野だと思います。また、認証認可は、アプリケーションレイヤとインフラレイヤの上下を繋ぐレイヤですので両方の幅広い知識が必要になる、なかなか難易度の高い業務領域と言えます。もちろん、パーソルに入社する時点で、それらのスキルや知識が豊富であれば越したことはありませんが、これらは努力や経験で補えますし、それよりも、我々パーソルの思いに共感し、その目指す姿を認証認可領域の面から一緒に実現したいという思いの強さのほうが大事です。そういった方であれば活躍できるチャンスがたくさんあると思いますので、ご応募をお待ちしています。
※所属組織や業務内容は2022年9月時点のものです。
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