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企業様の自走を支援したい。コンサル担当者に聞くRPOの今とこれから

こんにちは。なかまるです。
今まで、数回にわたって、人材紹介部門の営業担当の仕事に対しての思いや企業様にお伝えしたいことについて紹介をさせていただきました。

今回は、コンサルティング部門のコンサルタントの黒田さんに
今、注力しているRPOについていろいろと話を聞いてみましたので、
お伝えさせていただきます。


担当してくれたアドバイザーがきっかけで入社。受けれたから今がある

ーまず、黒田さんの今に至る経歴を教えてください

20歳から40代前半まで、一貫してアパレル業界で仕事をしてきました。
店舗スタッフとしての接客から、店長としてのマネジメント、
バイヤー、広報などにも携わって、管理部門以外の仕事はすべて行っていました。
そんな折、家族の看病のために仕事を辞めて、再就職したのが、
フロンティアチャレンジ株式会社(現在のパーソルダイバース株式会社)でした。

dodaチャレンジに登録して就職活動をした際に、担当してくださったキャリアアドバイザーが重度聴覚障害のある方だったのですが、こちらが話したことも読唇でほぼ理解してくださるし、ご本人も口話で伝えてくれる。
障害がある方でも接客の仕事を任されて、しかも活躍されている。
素敵な会社だなと思ってこの会社で働きたいと思ったのが入社のきっかけでした。

入社当初は、dodaチャレンジに登録された方に対して、カウンセリングの設定をおこなったり、電話やメールでカウンセリングをする業務についたのですが、1年くらいで今のコンサルティング部門への打診がありました。

アパレルの経験しかなく、事務職としての自分の仕事に対して自信が持てない状態でもあったので、誰かが見込んで任せようと言ってもらったことに対しては全部受け入れようと思い、コンサルティング部門での就業がスタートして今に至ります。

ー今までコンサルタントとして様々なサービスに携わってこられたと思いますが、今取り組まれているRPOについて教えてください

はい、RPOとは、採用の事務を代行するサービスのことです。
求人票を作るところから始まり、母集団形成、最終的には選考に至るところまでを全面的にサポートするというサービスです。

手取り足取り、企業様のかゆいところに手が届くのがRPOのメリット

ーRPOが選ばれているポイントはどんなことがあげられますか

手取り足取り、介入度を上げてしっかりサポートしてほしいと要望されている企業様に選ばれていると感じています。
基本的に合否の判断以外のところで、弊社でできないところはないので、
企業様の求めているかゆいところに手が届くサービスであると思います。

手取り足取りの中身でいうと、採用計画の立案、会社説明会等の企画運営。選考に入っていく段階だと、面接同席をしての選考サポート、実技選考のサポート、評価の支援。
やることはわかるけど、具体的に何をやったらいいか分からないという企業様にご好評いただいています。

その他、特例子会社の設立や集中的に特定部門に配置する場合のように、特定期間に複数名を採用したいというニーズに対してもメリットがあります。
会社説明会の実施、支援機関への広報によって、採用母集団を形成することができるので、ある程度必要最低限の期間の中で、複数名を採用することが可能になります。

RPOを提供している目的は、企業様の自走のためのノウハウ移管

ーRPOをおすすめしたいのはどんな企業様ですか?

わたしたちがRPOを提供している目的としては、やっぱりその企業様が障害者雇用を自走できるためのノウハウ移管なんです。
法定雇用率の高まりもあり、今までの人材紹介サービスでは採用が難しい企業様も出てきている。
そこで、集合配置部署を作って一度に多くの方を採用したいという企業様のニーズには合致するサービスですので、一定期間RPOでサポートをさせていただいて、そのあとは企業様で、採用活動が行なえるようにする。
実際に、弊社のサービスを受けていただいて、今では自社で採用活動をされている企業様も複数いらっしゃいますので、その自走のための一歩として利用いただくことを検討いただければと思っています。

お客様の困りごとに柔軟に対応していくサービスをバリエーションとして増やしていきたい

ー今後のRPOの展望はどのように考えていますか?

今までのRPOは、支援機関に通われているような人材要件の方を多数採用したいというニーズが主だったのですが、支援機関ではない層の方々を採用したいというニーズが出てきています。

実際にあった事例として、その人材要件の変化に加えて、今までは身体障害のある方のみを採用してきたのが、雇用率の高まりにともなって精神障害のある方も採用したいけど、なかなか進まないという企業様がいらっしゃいました。
そこで、弊社がRPOとして、要件変更のヒアリングをしたり、求人のヒアリングをしたり、事前面談を実施したりすることで、採用促進につなげることができた事例がありました。

一つの決められたスキームにのっとってサービス提供するということではなく、お客様の課題に合わせてサービスをコーディネートする。カスタマイズできることがコンサルティングサービスの強みだと思っています。
枠にとらわれずに、お客様の困りごとに対してしっかりお応えできるサービスをRPOのバリエーションとして、どんどん提供できたらと思っています。

自走できる企業様が増えていくことで、社会全体の障害者雇用に対しての認識をあげていくこと

ー最後に障害者雇用を担当されている企業担当の方へメッセージをお願いします

楽に採用したり、楽に雇用管理できる方法って無いと思っています。
障害者手帳をもっているということは、日常生活を送るうえで色々な制約がある方です。
そういう方に会社の一員として働いてもらうということは、やっぱり企業側もしっかり覚悟をもって採用する必要があるし、その後のサポートもしっかりする必要があると思います。
コンサルティング事業部としてずっと掲げていることは、『企業様の自走を支援する』ということです。
RPOにしても定着支援にしても最終的には企業様自身が、自分たちで自走していくという覚悟をもって進めていただく。
そうすることで、我々と企業様の目的が一緒になりますし、すごくいい関係が構築できていいサービスが提供できるんじゃないかなと思っています。
そういう企業様が増えていくことで、社会全体の障害者雇用に対しての認識のレベルがあがっていく。結果、そういうところにつながっていけば素晴らしいなと思っています。

障害者雇用についてのご相談はお気軽に下記からお申込みください。


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