#124 鳥と語らう
こんばんは。
ディズニープリンセスです。
隠れたディズニープリンセスを自称する限界アラサーである私だが、ディズニープリンセスたる所以と言うしかない出来事があったのだから仕方ない。
プリンセスの休日は遅い。
昨晩の深酒から起きたのは昼前。慌てて今日収集のゴミを出し、ネットで見かけて気になっていたツナマヨサンドのレシピを見ながらそれを作ったランチから一日が始まる。
栄養補給が済んだところで、買い物に出かけるべく外に出ると、共有階段で見慣れぬ陰が。
「おや」
と思いながら階段を静かに降りていく。きっと途中で飛び立つだろうと思ったのだが、一向に飛ぶ気配がない。
こんな近くで写真を撮っても動くことがないので、どこか怪我でもしたのだろうかと注意深く観察してみた。特に出血などは無さそうだ。
しばらく声をかけながら、触れられるかどうかまで手を伸ばしてみたりしてみた。
「飛べないの?」
「どうした?」
「このマンション猫がいるよ」
「早くどこかへ飛んだほうがいいよ」
などと話しかけていると、ややしばらくして飛び立って行ってしまった。
こちらの警告が分かったのだろうか。
やはり私がディズニープリンセスこそなれば。
小鳥とコミュニケーションを取り、飛び立たせることも可能ってワケ。
そんなわけでプリンセスはスーパーで作り置き用の買い物をして、一旦家に帰って一休みしてから夕方の散歩がてら隣町まで焼き鳥を買いに行ったのさ。
プリンセス、昨日はワインで晩酌だったけど今日はビールで酒を飲もうって寸法なので。
では、ご機嫌よう。
皆様も素敵な土曜日をお過ごしになって。