プレイと攻略、どちらがお好き?
風俗に関する文章が(少し)あるので、苦手な人はブラウザバックをお願いします。
女性を前にすると緊張する。でも、彼女が欲しい。
なので、それを何とかしたくて風俗へ行った男です。
乱暴に短く書くと、私は若い頃、こんな感じの男でした。
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高学歴で、社会的地位のある職や有名企業に務めている男性。
あるいは、頭のいい男性。
私は、(学歴や職種に関わらず)女性の方はよくわかりませんけれど、そういう人たちの書く文章を読んで思ったことがあります。
そういう人たちが全員そうだ、というわけではありません。そういった人たちでも、一部の人たちのことです。
それは、彼らの真逆の存在というか、真逆の行動をするとモテやすくなるのでは? という疑問です。
たとえば、女性にむかって、理屈っぽいこと言わないとか。
頭が悪い男性だと、簡単に反論されますが、なまじ頭がいいと、それができにくい。
女性がバカだ、といいたいわけではないですよ。状況にもよりますが、男女の会話には、多くの場合ズレがある。とくに恋愛や結婚に関しては。
余談ですが、私も経験がありますが、理屈は正しいのだけれど、なぜかよくわからないが、この相手のいう言葉はうけいれられない、ということがありました。
単に自分が感情的になっている場合もありますが、相手が経験のない理論や概念のみで語っているときなども、それを感じることがある。
栄養学的には正しいくて、しかもどっかの権威が認めたのかもしれないけれど、あいつが勧めたこの料理すっごくまずいよ、みたいな。
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頭がよくてモテない男性を見ていると、外見とか性格ではなくて、うまくいえないんですけれど、行動とか行為とか言動などを、逆方向にすると、すごいモテやすくなるような気がします。
現代日本ではそれらモテるための情報だけなら、探すのは簡単です。立ちふるまいも、そうです。
そうではなくて、なんていえばいいのでしょうか。
恋人と勉強しているとき、丸暗記したものを相手に教えるのではなくて、相手と一緒になってわからない問題に困る行動、行為がない、というか。
うん、わかりにくいですね。
女性の長話、落ちもなければ構成もない話。
昔の私は、風俗嬢との会話を経験したとき、途方に暮れたんですね。
今から思えば、ですが、当時の私はビジネス文章のように会話を考えていたフシがある。
情報伝達文というか、論理的な文というか、そういうものと、人との会話をイコールだと思っていた、様な気がします。うろ覚えなので、断定はしませんけれど。
仕事ならそれでいいのかもしれませんが、擬似だとしても女性との恋愛のときは、そういった考えで会話すると、途端に困るのです。
当時の私に、これをいって伝わるかどうかわかりませんが、オチのない女性の長話を聞くということは、試験の問題の答えをいうことではないのです。一緒になって悩むということに近い気がします。
相手の女性は、ゲームを一緒になって楽しみたい、盛り上がりたいと思っているのに、こっちは効率的な攻略法をはなしているようなもの、といえば、伝わるでしょうか?
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ゲームは楽しむものではなくて、さっさとクリアするもの、レベルアップするもの。 ……なの?
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頭がいいと、攻略方法とかレベルアップの方法に、気がつくか探しだすか、どちらにしろ知るのだろうと思います。
そういった情報をネットで検索するなり、情報商材を買うなり、塾に入るなりして、実践して身につける。
まあ、それ自体はいいのです。
そのノリというか、フィーリングというか、そういった自分に身についてしまったもので女性と接すると、そのうち口説き落とした女性との会話が続かずに、マニュアルが欲しいと思うようになるのかもしれませんね。
あるいは、さっさと次の相手を探すようになるかもしれません。
ひょっとしたら、読んでいて、カチンと来る方もいるかも知れませんね。
(自分を含めた)そういう人たちを否定したいのではなくて、男女のコミュニケーションて、なんでこんなにむずかしいんだろう? ということがいいたいわけなのです。
うまく言葉でいえないけれど、そういった、思考や情報で解決し続けているうちに、身についてしまったコト、行為、行動。そういうことらが、女性と一緒にいても楽しくない、盛り上がらない原因のような気がするんですが、どう思います?
あと、念のために書きますが、この文章は例えであって、男性は皆ゲームの攻略を目指していて、女性は皆そうではなくて、ゲームを楽したいと思っている、という話ではないですよ。
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相手にアドバイスしたくなるのはわかります。すっごくわかります。
攻略、クリア、レベルアップ。頭がいいと、より多くのアドバイスがあるでしょうね。
けれど、相手と一緒にそれを楽しむというか、クリアできない、レベルアップ出来ないという経験を一緒にしてくれる人って、かなり少ない気がします。
ゲームという読具を使って、一緒に楽しみたい、盛り上がりたいと思っている人に対して、こうすれば最速クリアできるとか、効率のいいレベルアップ法を伝えると、相手はどう思うのか。
「俺は正解を知っている」(ドヤァ)と、自分からいうのではなくて、「この人、(私の)正解を知っていそう、知っているかも」と、相手が思うことは、結果は同じように見えても、違うのです。
具体的なことを書くと、一緒になった風俗嬢と楽しく盛り上がれるか、ということに意識を向けたら、結果が好ましくなることが増えました。
風俗店て、やることが決まってるんですね。ちゃんとした商売っけのある店なら、ウェブサイトに書いてあります。
それを基本に、どれだけ楽しく過ごせるか。
本番行為とか店外デートとか、そういうことを最初から狙っているのなら、おかしくなるだけだと私は考えます。
ゲームは2種類あって、わかりやすいゲームと、そうでないゲームがある。
私を含めたモテない男は、そういうことに気がつかない。
ゲームには裏と表があって、表のゲームしかないとうまくいかない、ような気がします。
(私の書く文章って、そう思うとか、そんな気がするとか、そういうことが多くて、自分でも書いていてややいらつくことがあるのですが……)
効率よく最速にゲームをクリアするのではなくて、非効率で劇遅かもしれないけれどゲームを楽しく盛り上がれる、そうういうふうに考えたら、いいのかもしれません。
ゲームの攻略法をいう存在になるのではなくて、ゲームを一緒に楽しめそうな存在になる。
そういったことを考えると、うまくいくのかもしれません。
といいますか。
まあ、ミもフタもないことをいえば、一緒にいても楽しくなさそうな男がモテるわけないよね(やめろお!)。
知識や情報を知りたいだけなら、スマホで解決できる時代だし(本気でやめろお!)